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星野みなみ卒業セレモニーに参加した話〜星がいつもよりも美しい〜

2月12日(土)『乃木坂46星野みなみ卒業セレモニー』に参加しました。今までの乃木坂46メンバーとして1番長く推してきたメンバーの卒業。感慨深いものがありました。
人間は忘れる生き物です。記憶が鮮明なうちに書き連たいという自分の希望もあって、この記事は個人的な備忘録を兼ねてます。(脱線しすぎてめちゃくちゃ時間かかったけど)
お手隙の時にでも読んでいただけたら嬉しいです。

序盤は私が星野みなみさん推しになる話や今までのみなみちゃんとの思い出を紡いでいくので、卒セレの感想だけ見たい方は3.卒業セレモニーの感想からご覧下さい。

1.星野みなみ推しになるきっかけ


元々は星野みなみがちょっと苦手


私が乃木坂46を好きになったきっかけは橋本奈々未さんです。ハマり始めた当初は番組でも奈々未さんばかり追ってました。当然その頃からみなみちゃんはいました。が、なんならちょっと苦手なメンバーでした。。。

何をやるにしてと『やりたくな〜い』とか番組の企画も乗り気じゃない感じ、メンバーに可愛いと言われてるけど見た目も特別可愛いと感じない。正直言うと「何でこの娘がフロントにいんの??」と思ってた勢です。

私がハマり始めた頃の乃木坂46は生生星全盛期。卒セレでもみなみちゃん本人が触れてましたが、センターは乃木坂46の象徴である生駒里奈、更にはピアノだけでなく歌もバラエティーでも爪痕を残す生田絵梨花と正直みなみちゃんが並ぶには疑問が残るフォーメーションだったと思います。

星野みなみに抱いた感情

ここまで書いてて自分でも星野みなみを推しメンにする要素無いなと思いますね笑。
きっかけはバレッタの頃かな。堀未央奈がセンターに抜擢される一方で、みなみちゃんは選抜から漏れてしまいました。本人は重圧から開放されてホッとしたような話もしてた気もしますが、悔しかった気持ちの裏返しの発言かもしれません。個人的には今までやる気もなさそうに見えて、ポジションなんてどこでもいいと思ってそうな彼女が悔しさや涙を流すようなことに驚きました。そして少しずつ気になっていったのです。

ドキュメンタリー『悲しみの忘れ方』で映像を見ることが出来ますが、みなみちゃんが泣き崩れる姿を見てショックを受けたことを覚えてます。

泣き崩れる星野みなみ

星野みなみを推しメンに

そして、この頃からみなみちゃんの事を色々と調べるようになってました。今まであまり興味が無かったので全然知らないんですよね。パンが好きっていうのと、運動神経が良いってことくらい。

色々調べると、メンバーからの評価がめちゃくちゃ良い事に気付くんですよ。私のイメージはワガママばっか言って仕事にもルーズなイメージだったのに、真夏さんが復帰したときにも一緒に写真を撮ったりしてて。基本的にみなみちゃんのネガティブな情報があまり出てこない。(あくまでメンバー間での話であって、アンチ星野たちのネガティブ情報は多々あった)


ここでふと思ったんですよね。
もしかして見る目が無いのは自分なのではないか

人間って単純なもので、見方が変わると全てがよく見えてくるんですよね。
「やりたくなーい」も『いいんだよ、みなみちゃんの好きなようにおやり』となり、行動や発言全てが『かわいいの権化』となりました。
記憶を遡ってもいつから星野みなみ推しになったのかあまり記憶がありません。いつしか星野みなみの虜になり、気づいたら私の推しメンは橋本奈々未と星野みなみとなってました。

2.激動の2021年

星野みなみのスキャンダルと卒コン開催の有無


卒業でおめでたい時にぶり返すのもどうかとは思いましたが、個人的には今回の卒セレとこの問題は切り離すことが出来ませんでした。
この記事をご覧になるような方はスキャンダルの内容はご存知かと思いますので、詳細説明は省きます。
当時の私の心境を綴ったnoteがありますので、よろしければお読み下さい。

この時に私は覚悟したんです。
『みなみちゃんの卒コンが開催されることはないだろうな』と。当時はめちゃくちゃヘコみました。

元々卒コンというものに参加したことなかった私が初めて参加したのが橋本奈々未の卒コン。正直引退してほしくないという気持ちもあった中で参加しました。
ラストのパフォーマンス、アイドル橋本奈々未の最後の姿、やりきった、出しきった姿に私の心も全てを受け入れ橋本奈々未推しとしての気持ちに区切りをつけてくれたのです。

卒コンはもちろん卒業するアイドルのものでもありますが、応援してきたファンのためのイベントでもあるんだなとその時に思ったのです。

星野みなみの10年間の最初から推してきたわけではないですが、大部分を推しメンとして見てきた自分にとって卒コンで一区切りをつけたい。アイドル星野みなみの最後の姿をぜひ見たい。2年くらい前から常々思ってきました。ただ、この報道を受けて個人的には開催はしないと思い込んだのです。

謹慎から卒業発表

報道があったのは9月22日の夜。そこから3日後に星野みなみのブログが更新されます。

ブログで活動自粛が発表されます。
ブログの謝罪内容によって否定的な意見も見受けられましたが、私個人の意見としては変に否定をしなくて良かったと思いました。あの写真の数々を見て『友達』などで濁されても信じられませんでしたし。

このブログより個人的ダメージが大きかったのは『乃木恋エンジェルズ』というゲーム『乃木恋』の企画でした。
いや、元々決まってたんだろうし企画が進むのは仕方ないのかもしれないけど、このタイミングで動画公開するかねと。自分で蒔いた種と言われればそれまでですが。

世間はシビアです。当時はまだYouTubeの動画に『低評価』ボタンがあり、分かりやすく評価が可視化されます。

低評価が断トツです。あの『かわいいの天才』と呼ばれる星野みなみが断トツの低評価。この事実を受け入れるのには時間がかかりました。
この期間でダメージをくらった出来事の1つです。

そして11月頭には「らじらーサンデー」に復帰をします。思ったより早かったとも言われますが、ファンとしてはなかなか長く感じました。

そしてその1ヶ月後の12月3日にブログが更新されます。

卒業発表です。

ついにこの時が来たかと。覚悟はしていましたが、やはりいざ通告が来ると心に来るものですね。
ただ正直なところ卒業発表は想定内。来たか…という気持ちも大きかったのが事実。
個人的にはそれよりダメージが大きかったのは、発表があった12月3日が『4期生の誕生日』ということで「なぜこの日に発表なんだ」「先輩のくせに空気読め」等という意見が思いの外多かったことです。

4期生のお誕生日 > 星野みなみの卒業

この現実が自分にとってはすごく大きくて、10年間がんばってきたメンバーが卒業を発表しても、人によっては「ジャマすんなよ」くらいの感覚にしかないくらい評価が地に落ちてしまったことが受け入れ難いことでした。

当時の私の思いそのままのツイートです。
熱くなってしまいこのようなツイートをしましたが、この類のツイートをした方を責めるつもりは無いことは記しておきます。そもそもの要因は星野みなみ本人にありますからね。
この日がスキャンダルから卒業までで1番精神的にキツい日だったなぁと今は思います。


卒セレの応募と当選

着々と卒業までの2月に近づく中、卒業セレモニーの開催が発表されます。
2月12日(土)。3連休のど真ん中という地方勢にはこれ以上ないくらい遠征しやすい日程。
ただ新型コロナなどもあり遠征という選択肢を選ぶのは簡単ではありませんでした。

しかし、推しメンの星野みなみ最後の姿を見るチャンスを放棄したら一生後悔するなと思いチケットに応募しました。そして、

見事、当選となりました。
ツイートにも書いてますが、不思議と外れる気がしなかった記憶です。

3.卒業セレモニーの感想

始まるまで。

あっという間に引き離されてく卒セレ当日です。
会場周辺で時間を潰すのが苦手なため、開場時間付近まではお馬さんを応援する施設にいました。(馬券に熱中しすぎて会場に行ったらタオル売り切れてて買えなかった)

会場外だと写真撮れそうなのここくらいかな。

会場は乃木坂46にしては狭く感じました。座席も立派で広めだったし、待機時間は苦にならず。

今回の座席

↑の表で⭕のあたりが今回の席です。
メインステージももちろん近いんですが、サイド前方にもちょっとしたステージがあるんですよ。ここがまぁ超近い!新内眞衣卒セレに参戦した友人からサイドにも結構メンバーが来ると聞いていたので期待が高まりました。

フライヤーも用意されてました


ここからは卒業セレモニーの感想になりますが、私は現地と配信で2度セレモニーを見ています。現地でしか見れないことと配信で分かること多々ありましたので、感想にはどちらも含まれることをご承知おき下さい。

OVERTUREが流れます。立ち上がろうとしたら誰も立たないんですね。「卒セレって座って見る系??」と疑問に感じましたが、日本人なので周りに合わせました。
モニターにはOVERTURE用に編集されたみなみちゃんオンリーのVTRが流れます。「私の中のモンスター(=お願いマイハート)」が使用されてるのが印象的でした。

ぐるぐるカーテン

そして印象的なイントロがかかり、ぐるカーがスタート。ステージには今や5人となった1期生が登場します。 

みなみちゃんのラストが始まった

そう思った次の瞬間、サイドからメンバーが次々と現れます。

そして目の前に来たのは、与田ちゃん!!
そして、筒井あやめちゃん!!

初めて読む方はご存知ないかもしれませんが、私の推しメンは与田祐希さんと星野みなみさんです。そしてモバメを取ってるメンバーが与田祐希さんと星野みなみさんと筒井あやめちゃんになります。

センターにはラストを飾る星野みなみ。
5mくらい目の前には与田ちゃんと筒井あやめちゃん

迷うことなくよだめんに視線が行くことは想像に難くないでしょう。所詮人間なんてそんなもんです()

他にも近くに来てた中村麗乃ちゃん、金川紗耶ちゃんはスタイル良かったし、佐藤璃果ちゃんはめっちゃ可愛かった!


前半戦は期別対抗のクイズ大会を中心に展開していきます。クイズのクオリティーはともかく、メンバーが誤答しても『分かる〜』とか『それも好き〜』等の声をかけるみなみちゃんらしさが存分に出てましたね。

『ロマいか』ではみなみちゃんとペアを筒井あやめちゃんがやってるなぁとか思いながら見ました。この時にもサイドステージに梅ちゃんとでんちゃんが来て仲良さそうに踊ってたのが印象的です。

『Am I Loving?』や『Threefold choice』では北野日奈子や山下美月がみなみちゃんのためにラストの決めポーズを色々考えてやってくれてるのを嬉しく思いました。
こういう場でも明るく盛り上げてくれるメンバーは貴重ですよね。日奈子も卒業しちゃうけど。

『無口なライオン』では向井葉月が私のサイドで歌っていました。自分も緊張バリバリしてる顔でしたが、みなみちゃんが歌ってる時はそちらをずっとやさしく見守ってる姿がこちらからはよく見えました。
2人でこの曲をやるとは思わなかったから意外でしたね。

制服を脱いでサヨナラを…

この曲はパフォーマンスもそうだけど、やはり途中のお互いの気持ちをぶつけ合ったシーンがジーンと来ましたね。

飛鳥ちゃんが泣くのを見せたくなくて後ろを向いて、みなみちゃんも合わせて後ろを向くシーンがあったけど、会場からは笑い声も起きてて『なるほど、この場面で笑う人もいるのか』と変に冷静になってた自分がいましたね。

書いてあるとおり、飛鳥が「もっとあしゅみなで出来ると思ってた」というのは、やはり重みがありましたね。それに対して「がんばれなくてごめん」というみなみちゃんがさらに重い言葉です。ここまで言わせるなんて、卒セレはやっぱやってよかったなと思いました。こういう場がなければ、出ない言葉だと私は思います。

全部 夢のまま

私は『全部 夢のまま』という曲がめちゃくちゃ好きなんです。曲単体で聴いてもめちゃくちゃ好きな曲ですが、やはりフロントが推しメンというのが大きい。

はじめてパフォーマンスを見たのは昨年の全ツ宮城。

みなみちゃんがいるのは長くないだろうと言ってますが、当時は当然卒業を示唆していました。まさか2ヶ月後にあれがあるとは思いもせずに。


卒セレのセトリを予想した時に『全部 夢のまま』を演ってくれないかなとは少し思ってはいました。
ただ、ここまでの演目がほぼほぼ古めの曲ということで、これは無いなと心のどこかで思ってたと思います。

そんな中、みなみちゃんが次に披露する曲の特徴をVTRで言い始めました。

曲調がレトロ」と。おいおいマジかよと気持ちが高ぶり始めました。メンバー人気も高いらしい。

そして決定的な質問がみなみちゃんに向けられます。

センターの与田ちゃんはどうですか?

決定しました。確定です。
フリも間違えるし、よく寝てるみたいな事を言ってた気がしますが、興奮であまり覚えてないのが残念。

そして何百回と聴いてきたイントロが流れ始めます。
もうね、幸せです。涙が止まらないんです。
こういう時の【泣いた】とか「大げさだろ」と自分は今まで思ってたんですが、マジで涙が止まらない。
人生で初めて嬉し泣きってやつをしたんだと思います。

「星空の帰り道」とソロパートでを指で書いてくれた与田ちゃん。推しメンと推しメンのコラボ、これがラストかという気持ちもこみ上げます。

『全部 夢のまま』の何がいいってメンバーみんながニコニコしながら踊るところですね。今回のみなみちゃんの発言でメンバー人気が高いということも分かりましたが、パフォーマンスを見てるとその話も納得です。

ラストの決めポーズの後に与田ちゃんが後ろを振り返り、それに応えるように微笑むみなみちゃん。
大好きな曲のオリメン最後のパフォーマンスの最後の部分で過去イチのコラボを生で見ることが出来ました。卒セレの参戦を迷ったこともありましたが、間違ってなかったと思えた瞬間でもあります。

みなみちゃんがこの曲を卒セレでやりたいと挙げてくれたことが何よりも嬉しかったです。

好きな曲なので、この部分が長くなりました。


直後には『そんなバカな…』が披露されます。DJみなみのそんなバカな!ですね。
この時に与田ちゃんはじめメンバーがサイドステージに来てくれました。山下美月さんがテンション高めでサービス精神旺盛で、ステージギリギリまで近づいてくれて体感3mくらい先にいたのが印象的。やっぱ眼力が強い!

本編ラストは「みんなとつながってたい」と『おいでシャンプー』。コールは出来ないけど、ペンライトでおいシャンの動きを会場のみんなと出来たのは良かったな。


そして本篇が終わりアンコール。
みなみちゃんがドレス姿で1人登場します。

話すことは考えずに来たといってました。フリースタイル、即興です。

全部自分次第で決まっていく
一人一人の心の中にリアルがある
正解と不正解両方ある
でも不正解があって正解が成り立つ
間違ったことがない奴なんていねぇ
誰だって間違いながら生きてるぜ

これは輪入道というラッパーがMCバトルで言ってたバースなんですが、非常に自分に刺さった言葉です。

時折言葉に詰まり、言いたいことがまとまらない感じ、それが、みなみちゃんがラストのステージで紡ぐ言葉1つ1つがリアルでした。

生生星としての立ち位置やみんなからリアクションがあるから乃木坂46で1番好きだったのがライブだと言ってました。

そしてアンコール1曲目は、『初恋の人を今でも』
今でも星野みなみのセンター曲といえばこの曲を思い浮かべる人が多いですよね。
スピーチの後だったので、とても良い余韻の中聴くことが出来ました。

そしてメンバーからのメッセージが期別に贈られます。
愛されてるなぁと思いながら聞いてました(あんま覚えてない)

そして本当にラストの曲、やりたい曲として『あらかじめ語られるロマンス』。曲名が言えないでおなじみですね。
ラストもあしゅみなセンターで来るなんで感動です。
この曲だけはコールしたかったな、ホントに。

しんみりする曲じゃなくキラキラしたあらロマが最後の曲というのは素敵な演出でした。

ラストのフレーズ「星がいつもよりも美しい〜」
本日、いろんなところでメンバーがみなみちゃんのためにをたくさん作ってくれました。最後の最後で【☆=星野みなみ】のこのフレーズで卒セレが閉まるなんて、エモすぎると感動しましたね。

最後のあいさつになります。
フライヤー来るか!と思いましたが、周りの皆様もどのタイミングで揚げるか迷ってましたね笑。
結局、ラストのあいさつ後にみんなで揚げて大団円。
過去の映像でこういうの見たこと何度もありましたが、参加するのは初めてだったので良い経験になりました。


4.最後に。

ここまで読んでくださった方、まとまらない駄文で失礼しました。読みにくかったとは思いますが、想いは載せることが出来たと思います。

私自身、星野みなみが卒業してもロスみたいなものはありません。
なぜなら、卒セレが素晴らしすぎて思い残すことが何も無いからです。

読んでくださった方にも推しメンがいると思いますが、ご自身に後悔のないオタ活をしていただけたらいいと思います。

やらない後悔よりやる後悔。

この言葉を添えて終わりにしたいと思います。
読んでいただき、ありがとうございました。