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【プロ野球 名場面第3回:ミスター赤ヘル 山本浩二引退(1986年)】


山本浩二は、法大4年時1968年のドラフト会議で、広島カープから1位指名を受け、入団。
法大時代の同期である田淵幸一が若くからホームランアーティストとして名声を得たのに対し、山本の才能が開花したのは、30歳を過ぎてからと遅咲き。
7度にわたる主要タイトル(打率1回、本塁打4回、打点3回)はいずれも30歳以降であり、通算本塁打の7割を30代以降で放つなど、典型的な大器晩成型の選手でした。
「ミスター赤ヘル」の愛称で親しまれ、背番号「8」は広島球団史上初の永久欠番となっています。

なお、大学出身者の中で、通算536本塁打は最多記録。NPB全体でも王、野村、門田に次ぐ第4位の大記録でもあります。
名選手の多くが、衰えが成績に顕著に表れて引退を決断する中、40歳で迎えた1986シーズンも27本塁打を放つなど健在ぶりを見せたものの、潔く引退を決断した様は見事。

その後は広島の監督を2度務め、また2013年にはWBCの日本代表監督も務めるなど、人望の人でもあります。
最近は癌を患うなど体調を崩していましたが、久方ぶりにキャンプを訪れるなど、回復された様子。まだまだ今の球界に足りないことを助言してもらいたいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=jEPZGTnjbmQ&t=69s

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