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実は影の立役者!? 知ると楽しいマンガのフォント!

みなさんはマンガを読むときに、使われているフォントを気にしたことはありますか?「大声のとき=太字」などがイメージしやすいでしょうか。実はマンガではさまざまな場面やシーンごとにフォントが細かく使い分けられているんです!

そこで今回はマンガのフォントについて、ご紹介したいと思います。

フォントを変える目的

マンガではセリフにメリハリをつけるために、たくさんのフォントを使っています。
例えば、キャラクターの感情を表現したいシーンでは、その感情にあったフォントを使用することで、よりセリフの表現力が増し、読者の目に留まる場面や印象に残る場面をつくることができます。
もしマンガの文字のフォントがすべて同じだったら、全体を通して無機質でメリハリがなく、話の要点がつかみづらいマンガになります。

広告マンガでは、目立たせたい言葉をアピールしてこそ!製品やサービス名など、PRするものをより強調するためにもフォントの使い分けは重要なのです。

よくある場面

それでは、実際にどんなフォントが、どのようなシーンで使われているのかを紹介していきます!

まずは登場人物が普通のセリフを話している場面。実はマンガの通常フォントは1種類のフォントではなく、「ひらがなが明朝体、漢字がゴシック体」の混植フォントになっています。
さらに、セリフ内でよく使用される「!」や「?」は「小塚明朝」や「見出しミンMB31」などを使用しています。

なぜ混植フォントになっているのかは、こちらの方のnoteで詳しく書かれています!

商品名などをより強調したい、大声や叫び声を表現したい、といった場合には「新ゴB」を使って強調します。他にも「カクミンB」や、びしっと決め台詞をいう時は「黎ミンY40 H / リュウミンU」など、普通のセリフよりインパクトのあるフォントを使って変化を出すことができます。

ナレーションやキャプション、テロップ等、説明の要素が強い場面。この場面では、視認性の高いフォントが使われます。具体的には「新ゴM」などのゴシック系を基本として、変化をつけたい時には「ゴシック MB101 M」、細くしたいときやコマの外で補足説明をしたいときは「新ゴL」「中ゴ BBB」などが使われます。

そしてモノローグや心の声の場面。この場面では「じゅん34」などの丸ゴシック系のフォントを使うことで柔らかい雰囲気を出すことができます。強調したい場合は「じゅん501」などの太めのフォント、印象を変えたいときは新丸ゴのフォントである「新丸ゴDB」なども使えます。これらのフォントは優しい印象を与えるので、福祉関係や子供向け作品などでもおすすめです。

特殊な場面

普通のセリフとは異なる特殊な場面も、フォントによって効果的に演出することができます。

例えばロボットが話すようなシーンや機械音など、カクカクして固まった印象を持たせたい場面では、「タカハンドB」といった、個性的なフリーハンドスタイルのフォントがぴったりです。

ハッピー」というフォントを使うと元気いっぱいの印象や、ぶりっ子、ふざけているときの声といった印象を与えることができます。

「ハッピー」はわかりやすいフォント名

見目麗しいヒロインが登場するシーンでよく使われるのは、華麗な雰囲気をロマン風に表現している「麗雅宋」というフォントです。

まとめ

このように、マンガでは様々なフォントをシーンや感情に応じて使い分けており、その使い分けにはこだわりがぎっしりとつまっています!

ただ、特殊なフォントばかりを使ったり、場面やシーンに合わないフォントを使ったりすると、マンガ全体がごちゃごちゃして、まとまりがなくなってしまいます。トレンド・プロでは、全体のバランスに注意しながら、メリハリがつくようにフォントを選んでいます。
好きなマンガでどんなフォントが使用されているか、ぜひ注目して読んでみてください!

トレンド・プロでは効果的なフォントを使った広告マンガで、製品やサービスをPRすることができます。現在2,000名を超える登録マンガ家が在籍しており、ニーズに沿ったマンガ活用事例を多数ご紹介可能です。今まで蓄積したマンガ制作のノウハウをもとに、企業の製品やサービスを効果的にPRできる広告マンガの制作を完全サポートします。

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トレンド・プロ
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