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すごいぞ!はっせん!■20ーJR西日本(もと北越急行)683系8000番台

今回はJR西日本(西日本旅客鉄道)683系8000番台について語ります。この車両は経歴が特殊で、もとは北越急行の車両でした。

683系8000番台は2005年、北越急行とJRを直通運転する特急「はくたか」の車種統一を目的に6両編成1本と3両編成1本が製造されました。北越急行ではすでに681系2000番台を18両(6両編成+3両編成を2本)保有しており、これに合わせた性能・設備を持つ車両となったため、JR西日本オリジナルの683系と異なり、683系としては唯一160km/hの運転最高速度を誇る編成となっていました。

特急「はくたか」で活躍していた頃の683系8000番台

2015年3月に北陸新幹線が金沢まで延伸されたことで特急「はくたか」は運行を終了、北越急行の特急型車両は同様の性能を持つJR西日本に移籍となりました。
しばらくの間は北越急行の塗装のままで活躍していましたが、順次「しらさぎ」用の塗装に塗り替えられて、現在も活躍しています。

特急「しらさぎ」として活躍を続ける683系8000番台
3両編成の東側に連結されるクハ682-8501

6両編成と3両編成がそれぞれ1本ずつのみのため、見つけることができればけっこう貴重な経験になるかもしれません。特急「しらさぎ」に乗る機会があれば車両の番号をちょっと見てみましょう。爪を隠したはく“たか”がしらさぎに混ざっているかも、ですね。

簡単ではありますが、概要を載せておきます。

■西日本旅客鉄道683系8000番台
・製造初年 2005年
・製造両数 9両(6両編成1本、3両編成1本)
・制御方式 VVVFインバータ制御(IGBT素子)
・営業最高速度 130km/h(北越急行時代は160km/h)
・運用線区 北陸本線・七尾線・東海道本線など(湖西線に入る場合もあり)
・運用区間 名古屋ー米原ー金沢など(北越急行時代は和倉温泉・金沢ー越後湯沢)

それでは次回の投稿まで、ごきげんよう。

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