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世界三大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂

サン・ピエトロ大聖堂は、312年の「ミルウィウス橋の戦い」を神の啓示で勝利したコンスタンティヌス1世が326年〜333年にかけて建築した世界最大級の教会堂建築であり、ヴァチカン市国の南東端の聖ペテロの墓地を参拝するための殉教者記念教会堂として建設されました。

そのため、初代サン・ピエトロ大聖堂は宗教的建築物の最も神聖な「至聖所」の一部として設置される「アプス」が西側に設置され、通常西側に設置されるはずの入り口が東側に設置されているのが特徴でした。現在のサン・ピエトロ大聖堂は、コンスタンティノス1世が建造した当時の建築物ではなく、第233代ローマ教皇パウルス5世によって新しく1626年に建設された大聖堂です。

セビリア大聖堂

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セビリア大聖堂は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂とロンドンにある「セント・ポール大聖堂」に次ぐ世界第3位の規模を誇る大聖堂であり、718年以前に存在したモスクのミナレット「ヒラルダの塔」が有名です。

ヒラルダの塔は、高さ95mの高さを誇ることからアンダルシア州のセビリアの美しい街並みを一望することができ、大聖堂内にはモスクの名残りが数多く見られるのが特徴です。

聖堂内には、アメリカ大陸を発見したことで知られる探検家の「クリストファー・コロンブス」やスペインの宮廷画家として活躍した「フランシスコ・デ・ゴヤ」などの著名人の墓所が数多くあります。

セント・ポール大聖堂

セント・ポール大聖堂は、ロンドンで最も有名なイギリス国教会の聖堂であり、ローマ時代の女神ダイアナの神殿跡地に607年に初めて木造で建築されました。

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その後、675年の火災と962年のバイキングによる破壊だけでなく1087年と1666年のロンドンの大火災や1561年の落雷など度々焼失してしまった大聖堂であり、ドイツ空軍による空爆の際には当時のウィンストン・チャーチルが大聖堂の安否を確認するほど火災に縁がある大聖堂です。

現在は、焼失した教会を数多く再建したクリストファー・レンによって完全なゴシック様式として1710年に再建され、トラファルガー海戦の英雄ホレイショ・ネルソンやワーテルローの戦いの英雄アーサー・ウェルズリーなどの墓所があります。"

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