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ハイビスカス=仏桑花に納得したはなし

ハイビスカスって知ってます?

そうそう、これこれ。

南国少女が耳に飾っているお花ですよね。ザ・南国の花。

サイパンでも至る所に自生していて、もちろん栽培されているようなのもあるんだけど、やはり南国を彩るには不可欠な存在ですね。

それが最近読んだこちらの本で、唐突に出てきた。

地獄の虹

サイパンの日本人収容所で起きた殺人事件で終身刑判決を受けた愛国少年・新垣三郎さんがサイパン玉砕戦を生き抜いて日本に帰ってきて牧師になるまでのドキュメンタリーです。

日本人収容所内で起きた殺人事件のことは知っていたのですが、ここの詳しい話はこの本で初めて知ったのでガツンと頭を殴られたような衝撃でした。(この本の話は別に書きますね。)

その文中で唐突に出てきた『仏桑花』ブッソウゲ。

仏桑花がハイビスカスの漢字表記なんだって。

かつて玉砕の島となった死屍累々の光景だった1944年7月のサイパン。7月のサイパンにハイビスカスは欠かせないのですが、今までワタシの想像の中ではおぞましい光景にハイビスカスがミスマッチだった。それが『仏桑花』という表記で、なんだかすっと馴染んだ。

もともとは扶桑(「扶桑」とは南方に産する木のことで、 『山海経』(サンガイキョウ)によれば、中国の東方、日の出るあたりの海中にあると いわれる神木)に花という字をつけて、扶桑花。これが転じて仏桑花。沖縄では仏様に飾る花ということもあったらしい。

ハイビスカス=仏桑花というのは、結構有名なのかな・・・。ワタシが知らなかっただけかな?

調べてみると、ももいろクローバーZが『仏桑花』という歌を歌ってるのね。モノノフさんたちには常識ってことか。作詞作曲・さだまさし。ここにも地味に驚く。

赤いハイビスカスの花言葉は『勇敢』

奇しくも、勇敢に戦って散って仏となった人々が眠る島々に夏になると咲き誇るハイビスカス。

今年も力強く美しく咲いていました。

♢♢おわり♢♢

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。この「とにかくはじめてみる」シリーズは、コロナウィルスの感染拡大防止策として4月から入国制限をしているサイパンのダイビングインストラクターが収入ゼロ5日月目にして、なんとかブログで生活費を稼ごうと始めたシリーズです。どうやって生活費が稼げるようになるのかは本人もわかっていません苦笑。応援していただけると嬉しいです♪

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