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★エクアドル★コロナ隔離中に料理を楽しんだ話

お久しぶりです。私はまさかの「コロナ陽性」になり、自宅でおとなしくしておりました。たまたま国内旅行で飛行機に乗るためのPCR検査があり、その結果「陽性」。引きこもりで人との接触は食品デリバリーと週2回のソーシャルディスタンスを保ちつつ、公園で行われるズンバくらい。結果が出た時は「?」しか思い浮かばずパニックになったけど、結果が出たら医療機関の指示に従うしかない。結局クリスマス翌日まで自宅内で隔離生活を送っていました。幸い「陽性」が出てから今まで体調に変化もなくずっと元気。クリスマスはガラパゴス諸島に行く予定で、今回は旅行記を書くつもりでいたのに残念。そのかわり、私の自宅内隔離生活について書きます。

除菌モンスターになる。


旅行の前日の午前中に、のんびりとリビングでお茶を飲んでいたら、夫から「君のPCR検査が陽性だったので、今から家に戻る」と連絡があった。殆ど外出もしていなかったし、夫の結果は「陰性」だったので、信じられない気持ちでどうすればいいのかわからずパニック状態。夫の帰宅後は一緒に医療機関のアドバイザーに電話で監禁中の注意事項や濃厚接触者の有無などについて確認された。夫が「陰性」なので、夫への感染は防がないといけない。自宅内隔離は10日間で幸い家にはシャワー、テレビ付きのゲストルームがあるので、その部屋で夫とは別に過ごすことにした。家中の無意識にうっかり素手で触ってしまいそうな冷蔵庫の取手やドアノブ、リモコンの側に除菌スプレーとジェルを配置し、マスクをして家中の私が触った可能性のある所を拭きまくった。夫には「家政婦さん雇っている意味ないじゃないか」と苦笑しながら言われたけれど、体を動かさなければ、納得いかない検査結果の事ばかり考えてしまいそうだったので、掃除しまくった。除菌ジェル、スプレーや布巾など使い、手を頻繁に洗っていたので、手の肌はカサカサに。でも、掃除後の家の中は清潔感あるアロマの香りを嗅ぎながら「あ、まだ嗅覚は異常がない。」と少しだけ気休め程度に安心した。

食事の準備はいつも通りに

翌日から夫のテレワークがはじまり、同じ頃に出たエクアドルの「非常事態宣言」の影響で夫の仕事が忙しくなった。「食事は自分で作るのかな」と思ったけれど、食事の心配する余裕は彼にはなさそう。好きなものを宅配してもらうようにお願いしようと思ったけれど、夫は忙しさで食事をとるのを忘れてしまいそうな人。無症状で体力も有り余っているし、CDCのウェブサイトを確認したら、調理前に手の除菌、マスク着用、加熱処理をした食事を提供すれば問題なさそうだったので、結局いつもよりも気を付けながら料理をすることにした。

気分の上がる料理を楽しんでみる

隔離が始まってから数日経過しても、全く体調に異変がなかった。熱も一日3回はかったけれど、常に平熱。だけど私の自宅隔離期間はクリスマス明けまでで、夫に旅行もキャンセルになった上に、クリスマス気分を味合わせてあげられないことを心苦しく感じていた。一緒に食事はとれないにしても、イブとクリスマスくらいはきちんとしたものを出したい。そこで、受講しているオンライン料理教室で習った料理をフル活用してクリスマスを乗りきった。左上から時計回りに「ローストハーブチキンとマッシュポテト」「クリスマススコーン」「チキンとキノコの和風クリームパスタ」「アップルクランブル」「ヨークシャープティング」。

私が受講している、Yukari’s Happy Kitchen で教えてもらうレシピは、簡単にお洒落な料理が出来るので、とても助かっている。エクアドルに来てから家にいることの多い私には、調理間のイギリスの食文化や生活についてのプレゼンや、街の様子などのライブなども楽しくて、家に居ながらにして視野が広がるような気がして嬉しい。他の受講生とFB上で、出来上がった料理の写真を共有して交流できるのも刺激になる。特にこんな風に意図せず家にいなければならないときは、オンラインで画面越しにみる主宰者の笑顔とか、参加者のコメントやライブ画像に癒されると言う事を実感😭

そして夫はクリスマスになると、普段はやらない「お菓子作り熱」が出るらしく「メキシカンウェディングクッキー」と「ピーナツバタークッキー」を作ってくれた。

ちょっと、アジアチックな料理が食べたくなったら、Marion’s Kitchenというオーストラリア在住のシェフのHPを参考にして作ったりした。海外でも手に入る食材でアジア風のごはんが出来るのでお勧め。写真は「ガーリックパスタ」と「タイビーフサラダ」。

ちなみに、エクアドルでは「鴨(pavo)」をクリスマスに食べるらしい。隔離生活明けに行ったスーパーには、大量の鴨がまだ売り場に積まれたままだった。

夫と顔を合わせてテーブルを囲みながらクリスマス料理を食べることができなかったのは悔しいけれど、ソーシャルディスタンスディナーでお互いテーブルの端っこに座って食べ、「おいしい~」と言ってくれたので良かった。たまたま私は無症状でなんの体調不良もなく、夫も陰性のままで気を付けつつ料理を楽しむ余裕があったのは不幸中の幸いだったと思う(偽陽性だったんじゃないかと夫は疑っているが、抗体検査を受けるまではわからない)。

来年は楽しいクリスマスと年越しができるかな?

今年は、コロナの影響でエクアドルの新年恒例のモニゴテという人形を燃やす慣習も中止になったようなので、エクアドルでの年明けは静かに過ごすことになりそう。

私も今年起こった嫌なことなを成仏させるために、人形買って燃やしたかったよ。めらめら―ホィ(ノ゚∀゚)ノ ⌒ 由

来年はコロナも落ち着いて、クリスマスも新年もエクアドルらしさを感じられるように祈っている。

それでは皆様、よいお年を!チャオ―。

Muchísimas gracias por este año 2020.
Que tengan una buena salida de año. Feliz Nochevieja y un muy Feliz Año 2021.

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