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【スイス】世界遺産ユングフラウのおすすめ展望台

スイス中部、ベルナー・オーバーラントにある山脈。アイガー、メンヒ、ユングフラウはユングフラウ3山と呼ばれて親しまれています。「アルプスの乙女」という美しい愛称を持つ世界遺産の絶景を大迫力の展望台で思い切り堪能しましょう。

ユングフラウ3山とは

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ユングフラウは同じ山地の他の2つの高峰であるアイガー、メンヒとともに、オーバーラント三山と呼ばれています。

その中でもユングフラウはスイスアルプスのほぼ中央に位置しており、3山のなかで最高峰の高さを誇ります。アイガーにおいては北壁が「死の壁」と呼ばれるほど過酷な登山ルートになっており、2008年に映画化されています。少し前の映画ですが、自称映画評論家の私からみても名作なので、アイガーを見に行く前にこの作品をチェックしておきましょう。

アルプス初の世界遺産

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出典:https://www.myswitzerland.com/
2001年にアルプス初の世界遺産として、ユングフラウ3山、アレッチ氷河を含むエリアを「ユングフラウ・アレッチ・ビエッチホルン地域」の名称で登録されましたが、2007年にはエリア拡張申請が承認され、総面積も大幅に拡大しています。

より広い地域になったことや、スイスアルプスを代表する世界遺産としてより分かりやすいよう、新しい登録名が提案され、「スイスアルプス ユングフラウ・アレッチ」に変更されました。

✏️スイスには現在12か所の世界遺産が登録されています。

ザンクト・ガレンの修道院 (1983)
ベルン旧市街 (1983)
ミュスタイルのベネディクト会聖ヨハネ修道院 (1983)
ベリンツォーナ旧市街にある3つの城、要塞及び城壁 (2000)
スイス・アルプス ユングフラウ‐アレッチュ (2001, 2007)
サン・ジョルジオ山 (2003, 2010)
ラヴォー地区の葡萄畑 (2007)
スイスのサルドーナ地殻変動地帯 (2008)
レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観 (2008)
ラ・ショー‐ド‐フォン/ル・ロクル、時計製造の町 (2009)
アルプス山系の先史時代杭上住居跡群 (2011)
ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献- (2016)

ユングフラウ絶景展望台3選

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出典:https://www.his-j.com/


ユングフラウヨッホ 3571m

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ヨーロッパ最高地点の鉄道駅にある展望台。拠点地のインターラーケン・オスト駅から3つの登山鉄道を乗り継いでいく。アレッチ氷河、ユングフラウ、メンヒを目の前にする壮大な絶景はただただ息を飲むばかりである。

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ユングフラウヨッホからみるアレッチ氷河

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ユングフラウヨッホからみるユングフラウ


アクセス

ユングフラウヨッホにいくまでは3つの鉄道会社を利用します。

 最初にベルナーオーバランド鉄道(BOB鉄道)、次にウェンゲンアルプ鉄道(WAB鉄道)、最後にユングフラウ鉄道(JB鉄道)。

①インターラーケン・オスト駅からBOB鉄道グリンデルワルト行きに乗る(33分)

②グリンデルワルト駅からWAB鉄道に乗る(32分)

③クライネ・シャデック駅からJB鉄道に乗る(35分)

④ユングフラウヨッホ到着

📌クライネ・シャデック駅からユングフラウヨッホを結ぶ鉄道は16年の歳月をかけて作られました。途中駅のアイスメーアで5分間停止するので、そこで氷河の景色をみることができます。

シルトホルン 2967m

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ここは007ファンならご存じの方もいるかもしれません。「女王陛下の007」の舞台となった場所です。展望台とつながっている360°回転レストラン「ピッツ・グロリア Piz Gloria」はかつて映画のセットとして作られました。ゆっくりと移り変わるアルプス風景を眺めながらお茶や食事を楽しめます。ぜひ映画もチェックしてみてくださいね。

なお、ここでのシャッターチャンスは10時から14時頃とされています。また、途中駅のビルク駅にて「スリルウォーク」というアクティビティがあります。標高2677m、垂直に切り立った岩壁沿いに設置された約200メートルのスリリングな遊歩道です。料金は無料ですのでぜひ試してみてください。

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出典:https://www.myswitzerland.com/


アクセス

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出典:https://www.railstation.jp/


ミューレン駅からロープウェイで17分。途中、ビルク駅で乗り換えになります。

メンリッヒェン 2245m

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この展望台からは、グリンデルワルト、ヴェンゲルの村を一望することができます。ここへはグルントからヨーロッパ最長のゴンドラに乗って展望台に行きますが、途中、「死の壁」と呼ばれつアイガー北壁をゴンドラから眺められます。シャッターチャンスは15時~17時頃とされています。

アクセス

グルント駅から徒歩5分のところにあるゴンドラ乗り場へ

そこから30分ほどでメンリッヒェンに到着します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。マッターホルンも素晴らしいですが、ユングフラウも人生で一度は訪れるべき場所です。ぜひ参考にしてみてください。

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