はじめに

黒幕はガイモンである。
『ONE PIECE』の中で唯一の1話完結エピソード第22話「あんたが珍獣」に登場した宝箱にハマった男ガイモン。私はONE PIECE世界の黒幕はガイモンであると考えている。

ガイモンが黒幕である根拠

これからガイモンが黒幕である根拠を述べる。きっと現時点ではガイモンはネタキャラであって今後のストーリーに関わることはないと考えている人が多いだろう。しかし、黒幕はガイモンである。以下の根拠に目を通してもらえればガイモン黒幕説を信じてもらえるだろう。

根拠1：サブタイトル

第22話のサブタイトルは「あんたが珍獣」だ。珍獣とはすなわちガイモンのことを示している。この“珍獣”という部分に引っかかった。
ルフィの食べたゴムゴムの実は実はヒトヒトの実幻獣種モデル“ニカ”であることがカイドウ戦で明らかになった。今後ルフィと同様に神の実を食べた者、もしくは神そのものが登場する可能性がある。
ガイモンは珍獣なのである。珍獣そのものなのだ。ヒトヒトの実珍獣種モデル“ガイモン”のモデルそのものがガイモンなのだ。神の名を持つ悪魔の実のモデルそのものがガイモンであることがこのサブタイトルに詰まっている。

根拠2：扉絵

22話の扉絵ではウサギとルフィが餅をついている様子が描かれている。うさぎと餅と言ったらまず思い浮かぶのが月だろう。ガイモンが月と関係あることが匂わされている。もしかしたら、ガイモンは月からやってきた生物なのかもしれない。

根拠3：森の番人

ルフィとナミが島に上陸した時、ガイモンは声だけで森の番人であると名乗っている。森は海と並ぶ存在であると緑牛の発言からわかる。すなわち、ガイモンは自然の番人なのだ。自然を管理している。このことから、悪魔の実を生み出している存在である可能性があると考えられる。

根拠4：宝箱

ガイモンは宝箱に嵌っている。この状態で海に落ちたら沈んでいく一方だろう。悪魔の実の能力者は海で泳ぐことができない。ガイモンが生み出したモノであるから能力者は海で泳ぐことができない可能性がある。

根拠5：珍獣

ガイモンの住んでいる島の生物たちは全て珍獣だ。ウサギのようなヘビ、ライオンのようなブタなど不思議な動物たちが登場する。覚醒した悪魔の実は他に影響を与える。つまり、ガイモンの能力は覚醒しており、その結果ウサギやライオンが珍獣へと変化したと考えられる。ガイモンは覚醒した悪魔の実の能力者である。珍獣を生み出すのだ。ONE PIECEの世界で珍獣といえば、ウサギのようなヘビ？違う。ライオンのようなブタ？違う。悪魔の実の能力者だ。ゴム人間、バラバラ人間、砂人間。珍獣で溢れているのだ。悪魔の実はガイモンが影響を与えた果物であると考えられるの。ガイモンが影響を与えた実を食べたのが能力者である。

根拠6：ワンピース

島を後にするルフィに対しガイモンは「“ワンピース”はお前が見つけて世界をかっちまえ‼︎」と言う。ワンピースの正体を知っていなければ世界を買っちまえという発言にならないだろう。ワンピースは世界が買えるものであると

結論

ガイモンはヒトヒトの実珍獣種モデル“ガイモン”の能力者だ。この能力は覚醒しており島の動物たちに影響を与えている。周りを珍獣へと変える能力は果物にも変化をもたらす。影響を与えられた果物は悪魔の実へと変化し食べた人々を珍獣（能力者）へと変える。宝箱に嵌ったガイモンから生まれたため悪魔の実を食べたものは海で泳げなくなる。悪魔の実を生み出しているのはガイモンだ。ONE PIECE世界の根源となっている悪魔だ。ガイモンはONE PIECEの正体もこの世界に隠されている秘密も全て把握している悪魔なのだ。「黒幕はガイモンです」真実はご自身の目でお確かめください。

引用作品：『ONE PIECE』尾田栄一郎/集英社