見出し画像

『なおみさん助けて!突然やって来たメール。』

ある日、突然、舞い込んで来た一通のメール。

『なおみさん、助けて下さい!
 司会を頼まれちゃって。
 依頼者がお世話になっている人なんで、
 断れないんですーっ!』

何十年も仲良くさせて頂いているご夫婦の
お嬢さんからだ。

見目麗しく、
ハキハキしている彼女。

思わず司会をお願いしたくなるのも納得だ。

とは言え、
な、な、なんと!
お客様、推定1000人のBIGイベント(@_@)

わおっ!
それは大変!!

とりあえずお会いして
プライベートレッスンをすることになった。

ゼロから司会のノウハウや心得を伝授。
精神的なものから、適切な動き方、
イベント主催者への対応の仕方、
お客様への心遣い、
主催者とご来賓への言葉違いの違い、などなど。

そして
現状は厳しかった。

開催日まで10日もないのに
主催者から基本的な原稿も来ていない。

送られて来た進行表だけを確認して、
予想されるトラブルと、その回避方法を伝授。

きっと、こんな原稿が来ると予想しての対応。

司会台の位置やマイクの形状、本数などなど
事前に確認しておくことを伝える。

最後は港の近くで
海に向かって発声練習!!

なかなか筋がある彼女。

数時間の講義とレッスンを集中して行うと
メキメキ実力となって身について来た。

即席ではあるが
可愛らしい司会者が出来上がりそうだ。

呑み込みも早い。

とは言え、一回のレッスンでは不安が残る。

次回、基本の原稿が手元に来たら、
その原稿をもとに、進行の流れに沿って
必要な部分を足して行き、
その原稿を使って発声練習をする予定だ。

前向きで頑張る若い人を教えるのが
こんなに楽しいなんて(o^^o)

読売テレビのアナウンス部では
何年も新人研修をして来たが、
その時の懐かしい想いが蘇った。

皆さーん、
司会を急に頼まれた時は、
ご相談下さいー♫

即席の司会者、作り上げますー!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?