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提言/反マスク、反自粛の強制排除へ

著者:ケイヒロ、ハラオカヒサ

提言

不特定多数が集まる場でマスクをつけない者、効果のないウレタンマスク(や同類のマスク)をつけている者、新型コロナ肺炎の蔓延を防ぐためのセオリーに反した行動をとる者がいる。また、こうした行動を助長する発言を繰り返す者がいる。

1年半以上も続くコロナ禍は、これらを強制的に排除しなければならない状況に至っている。

特定の疾病や体質などでマスクをつけられない者、ワクチン接種を受けられない者の権利も守られなければならないが、国内外のライブ会場でPCR検査、サージカルマスク、ワクチン接種が別個あるいは組み合わされて入場の条件にされる例がある。これ以上、防疫に非協力的な人々を甘やかす必要はない。

科学的に正しい行動を取り感染者の増加を防ぐ義務を果たしている者の権利を守るため、マスクをつけない者、効果を期待できないマスクの使用者、新型コロナ肺炎の蔓延を防ぐためのセオリーに反した行動を取る者を、公共空間と店舗などから排除されることを望むものである。

筆者はかなり本気で呼びかけ実現方法を考えたいところだが、思考実験として検討するのもよいだろう。


説明された内容を理解できる人は反マスク・反自粛もウレタンマスクも既にやめている

反マスクかつ反自粛を主張する集団から離脱した2名の発言に耳を傾けてみようと思う。(既に報じてきたように、反マスク反自粛を主張する集団の同調圧力は強く、新型コロナ肺炎感染を報告するだけで裏切り者とされるほか嫌がらせが発生している。このため2名の個人情報が類推される情報は割愛または意味が変わらない範囲で修正を加えた)

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A 男性 自営業
B 女性  ─

──反マスク・反自粛をはじめた理由

A 去年(2020年)の夏前は経営する店の前でマスクや除菌ウェットティッシュを売ることもあった。自粛が長引いて店の経営に陰りが出てアルバイトに1ヶ月分のバイト代を払ってやめてもらったあとも苦しい状態が続いた。自分も周りも誰も感染者がいないのにおかしいと追い詰められて自粛やマスクを憎むようになった。

B 楽しみがどんどんなくなっていった。友だちが減っていく気がした。自粛が悪いと思った。

──反マスク・反自粛の生活とは

A 頭にきていたからマスクはしなかったが、取り引きの関係などで必要がありそうな場合は布マスクを使った。飲みに行く場合など顔馴染みでは自分が浮いてるかなという気がしたのでネットで知り合った(反マスク・反自粛の)人たちと付き合いが増えた。

B 友だちが総入れ替えになるくらいネットの(反マスク・反自粛の)知り合いと遊んだ。こんな風にしても前と同じで何も変わらないからコロナは嘘だと思った。マスクをつけなくてもどこにでも行けたし、何か言われても拒否っていれば相手が用意して出してくるからそれでよかった。出してこなかったり怒られたりした、もう行かないだけだった。

──反マスク・反自粛をやめようと考えはじめたきっかけ

A デルタ株が騒がれる前に仲間割れがあり締め付けが強くなるのを感じた。ためしに始めた事業がうまく回りはじめて忙しくなってきた。ネットや集まりに顔を出す機会が減って締め付けの強い雰囲気が鬱陶しくなったが、仲間割れの様子を見ると縁切りを言い出さないほうがよいと思った。仲間内の有名人が(著名人や政治家に)脅迫的な発言をしたとき、自分の商売に飛び火して炎上しかねないと思いやめることを決めた。

B 仲間のおばあちゃんがコロナで死んだ。みんなが菅や尾身が病院を乗っ取って人を殺している、それはコロナではないと言った。その子が本当だから気をつけて遊ぼうと言うと、いじめがはじまった。年上でお金を出してくれたり、いいことを言って雰囲気をつくっていた人が、あいつをつぶすしかないと言ったのが怖かった。

──その頃やめて行く人はいたか

A いま思えばいつの間にか消えた人たちは感染した人やくだらなさに気づいてやめていったのだろう。

B いじめがはじまったあとに飲み会からクラスターが起こって、その人たちの何人かはいなくなった。罹ったふりをしていなくなった人がいたのが、やめてからわかった。

──いま(2021年8月段階)残っている人たちとは

A 組織や政治的に見せかけている運動に面白さを感じている人たちかもしれない。会社で誰が上で自分がどの位置にいるか考えることで頭がいっぱいになるようなものだったり、政治活動にのめり込んで過激さのチキンレースをするようなもの。外から何か言われても目的や見ている方向が違うから聞く耳を持たなくてとうぜん。

B よくわからない。クラスターが起こっても、おばあちゃんが死んだ話から自分の家族を殺してしまうかもしれないと思えないのがわからない。私はもうこんな集まりは耐えられなくなってしまった。

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ふたりは以下の記事で筆者と接触し、ケイヒロがアドバイスするなどして反マスク・反自粛集団から離脱した。

未だに感染拡大につながる言動を繰り返している人の事情がそれぞれ違っていたとしても、被曝デマをいつまでも繰り返し流したり誹謗中傷を重ねていた人々のように後戻りできないまでになっているのは間違いないだろう。

ふたりを含め、コロナ禍が1年半以上続くなかで気づくこと学ぶことがあった人は既に集団から離脱して、蔓延を防ぐためのセオリーに則った暮らしをしている。集団に属さず反マスク、反自粛行動をしていた人も同じだろう。

つまり、いま現状の異常さや説明された内容を理解できる人は反マスクもウレタンマスクも反自粛も既にやめている。それほどに様々な場所で広報や忠告が繰り返されてきたのだ。


私たちの権利を守るための断固たる態度

マスクをしない権利、ウレタンマスクや同類の効果がないマスクしか使わない権利、自粛しない権利、ワクチンを打たない権利が主張されるなら、科学的に正しい行動を取り感染者の増加を防ぎ自らの健康を守っている者の権利も守られなければならない。

私たちはよりよい生活のため健康を損ねず公共交通機関を使い、店舗には入って買い物をし、パブリックスペースや会場で余暇を楽しむ必要がある。これらの場が感染拡大を助長する行動を取る人たちを排除しないとすれば、それは私たちの人権を尊重されていないことにならないだろうか。

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新型コロナ肺炎の蔓延と変異株の登場は、感染拡大を助長する人たちとの共存が不可能なことを明らかにした。刃物をちらつかせて余人に危害を与そうな人物がいれば立ち入りが禁止されその場から排除される。同じように、公共の場、公共交通機関、店舗、会場などはウレタンマスク(や同類のマスク)をつけている者、あるいはマスクをしない者、新型コロナ肺炎の蔓延を防ぐためのセオリーに反した行動をとる者を徹底的に排除してもらいたい。

法的根拠がないと言うなら公共の場や民間の店舗や会場を運営する主体はこれまで真摯にこの問題を考えてきたか、有効な対策をとってきたか問いたいと思う。科学的に正しい行動を取り感染者の増加を防ぐ義務を果たしている者の権利をどれだけ尊重したか、その行いに実効性があったかを明らかにしてもらいたいところだ。



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