生きている中で
「自分」から逃げずに「自分」と向き合うことを選んだ人は
本当にすごいことだと思う。


そしてある意味
覚悟を決めた人にしか出来ないことだ。



人生の項目には「自分と向き合うこと」は必修科目ではない。



人生で必修科目なのは
〝一生懸命生きる〟ということだけだと
私は思っている。



つまり
自分自身と向き合う、ということは


やりたい人がやる。
やりたくない人はやらない。



一生自分から目を背けてもいいし
自分ことを知ろうとしなくてもいい。


自分の心を見なくていいし
弱い面を見なくてもいいし
黒い感情を見つけなくてもいい。



自分と向き合ったからといって


何か資格をもらえるわけでもないし
社会で評価を受けるわけでも
いい会社に入れるわけでもない。



だから
どっちを選ぶかは個人の自由だ。




そんな中で
「自分と向き合う」ということを
人生の中で選んでいるのは



本当にすごいことで
ある意味、自分にそして人生に覚悟を決めた人だ。



なぜなら


この世界で死ぬ最後の瞬間まで
一生付き合っていくのはたった１人。

〝自分自身〟である。


そんな自分自身と向き合うと決めた人は


すこし大げさだが、
死ぬまで自分から逃げずに自分と向き合うと覚悟を決めた人
だと私は思っている。



だって
自分と向き合うということはそう簡単じゃない。



起こるすべての出来事は
自分に原因がある、と考える必要があるから



自分以外が原因だと思っていたことを
全部自分に原因であると認めなくてはならない。



そもそも
この出来事は自分が原因で起きたんだ
なんて受けとめること自体難しい。



そして
これらは一度きりで終わり！というわけではなくて
何度でも繰り返していくものであって


一度現実を受けとめたからといって
今度から受けとめなくてもいい、というわけではなく


それらを何度でも繰り返して生きていく。



このように


目の前の現実を受けとめ
嫌な事から目を背けずに
弱い自分を認めて
真っ黒な感情を持っている自分を知って


原因を見つけて反省して
自分の行動を変えるということ


それを生きていく中で
何度も何度も繰り返し行っているといことは



誰にでも出来ることではないし
当たり前に出来ることではない。


だから


自分と向き合うことは


本当にすごいことだし
覚悟が決まった人にしか出来ないことだ。




人生なんて他人のせいにしてしまえばとっても楽だ。



あいつのせいで私はこんなに傷ついた

うまくいかないのはこの環境のせいだ

人生がつらいのはあいつのせいだ



相手さえ変わればいい。
環境さえ変わればいい。



このように
「誰かのせい」にして


自分以外のモノを変えて生きていく方が


自分は傷つくこともないし
自分の行動を変える必要がないからとても楽なのだ。



誰だって自分のことが大事だし大好きだから
自分のことを傷つけたくない。



だから傷つかない方を選ぶし
出来ればラクな方を選ぶ。


それは自然な防衛反応だから仕方ない。



そんな世の中で


自分と向き合うことを選び
自分と向き合っているということは


誰にでも出来ることではないし
当たり前に出来ることでもないし
けして簡単なことではない。



だらから


もっと自分を褒めてあげてほしいし
自分に偉い！と言ってあげてほしい。



自分と向き合う、って決めた
その覚悟がなによりも素敵なこと。


どうかそんな自分をもっと愛してあげてね。




覚悟を決めた人にしか
見れない景色はたくさんある。



なぜなら
自分と向き合うということは

そう簡単なことではないし
傷つくこともきっとたくさんあるから。


でも、そうやって
自分と向き合っている人には
必ずご褒美が待っている。


それはきっと

愛で溢れている世界だったり
豊かな世界だったり
生きやすい世界だったりする。


頑張ったら頑張った分
必ずご褒美は待っている。