【読書感想】 朽ちないサクラ 柚月裕子
読みはじめは、この物語がどこに進んでいくのか想像もつきませんでした。
警察不祥事のスクープ記事から、ここまで話を展開できるとは!
すごいの一言!
あらすじ
警察のあきれた怠慢のせいでストーカー被害者は殺された!?
警察不祥事のスクープ記事。新聞記者の親友に裏切られた?口止めした泉は愕然とする。
情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体で発見された。
警察広報職員の泉は、警察学校の磯川刑事と独自に捜査を始める。
次第に核心に迫る二人の前にちらつく新たな不審の影。
事件には思いも寄らぬ、醜い闇が潜んでいた。
以下、感想です。ネタバレ有り!!
●手がかりを掴んだと思ったら、参考人や犯人が死んで行く。
●解決したけど、なんかしっくりこない。
●なんか、怪しいフラグが立っている。
私のように彷徨った読者さんも居るかと思います。
それもこれも、警察の闇、公安の闇のせいだったと納得。
公安と言えば、コナンくんの安室さんぐらいしか知らない私。←
多数の犠牲を事前に摘み取る。それには、多少の犠牲があっても構わないということみたいです。
ストーカー殺人犯(こいつもエス)とカルト教団の繋がりが露見すると、カルト教団を刺激することになるから、二人を始末したエス。エスの存在がバレるのをおそれて、エスを消した公安。
闇が深すぎる。
ちょっとこの持っていき方には、しっくりこなかったー。
事件を終えて、泉の決意に注目ですね。
なんと!続編があるようで。
書店に平置きされていたので、危うくこちらを先に読むところでした。
刑事になった泉の活躍に期待したいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?