見出し画像

【きさらぎ駅】「秀作2chホラーを映像化したトンデモ異世界アドベンチャーゲーム」

・邦画ホラーには余り手が伸びない私ですが、評判の良さを小耳に挟み鑑賞して参りました。いやぁかなり面白い、滅茶苦茶ユニークなとんでもない映画でした。『地下に潜む怪人』と『シャドウ・イン・ザ・クラウド』を合体させたジャパニーズ低予算ホラームービーとはこれのことか。

・この映画、POV視点では無くFPS視点だと広告で宣伝していたようなのですが、その理由がよーく分かる本当に分かる作品でした。映画の見せ方や脚本からして凄まじくゲーム的な作りとなっているのがこの映画の魅力。

・ホラー映画としての怖シーンを過剰レベル100までに上げ切って滅茶苦茶な描写をやりまくるので、低予算丸出しなVFXの割に超楽しい。まあ所謂やりすぎの笑えるホラーな領域に突入しているのですが、正直これが面白すぎる。

・強くてニューゲームをホラーで体感出来る風変わりな面白さ(バイオ7のルーカス編に近しい体験)。そんな中での主人公の冷静っぷりには思わず何度も笑ってしまう。単なるループでは無く、ほぼゲームな世界観として表現したのは中々な妙案。

・期待して観に行く程の映画では無いのですが、この手の映画としてなら十分に良い実写化だったんではないでしょうか。ただCパートは些か蛇足かなぁと正直感じましたね。ネタバレ回避の為に内容は伏せますが、主人公がラストああなるのは予測出来たとして、あの女の子があの人と繋がりがあるのに態々あんな危ない橋を渡るかなぁ?と疑問視してしまう。まあ所謂ありがちなオチだから別に深く考えるものでもないのですが。

・何はともあれ非常に馬鹿馬鹿しく面白かったに尽きる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?