ステーキ用のラム肉が手に入ったときには、最近はよくこの料理を作っている。
ハシュラマ (Khashlama) というシチューで、アルメニアとかジョージア、ロシアの南部など、コーカサス地方でよく食べられる料理らしい。

コーカサスは憧れだけど、まだ行ったこともないし、日本にはアルメニア料理やジョージア料理の専門店はないので、YouTube を見て想像して作るしかないが、その程度でもすごく美味しくできてしまう。

入手困難な材料がない上に（敢えて言えば、よさげなラム肉がいちばん手に入れにくいかも知れない）、作るのが簡単なのだ。
基本的には、厚底の鍋に、カットした野菜とラム肉、塩とスパイスとパクチーなどを層になるように重ねて弱火で30分ほど放置しておくだけでできてしまう。

材料 (2~3人前)：
- ラム肉（ステーキ用など） 500 g
- パプリカ 大2個
- 玉ネギ 1個
- トマト缶　1缶 (400 g)
- じゃがいも 2個
- ニンニク 2かけ
- コリアンダー　小さじ 1
- クミン 小さじ 1
- レッドペパー　小さじ 1~2 (好みで)
- ローズマリー　1枝（もしくは乾燥粉末 小さじ 1）
- パクチー　1~2 枝 (好みで)
- 塩コショウ 適宜
 
作り方：
1. 玉ネギは薄切りにする。パプリカは1個を8片ぐらいに くし切りにする。
2. ラム肉は一口大にカットする。ニンニクはみじん切り。
3. 底の厚い鍋 (Staub や Le Creuset など) に材料リストにある量の半量の玉ネギ、トマト、パプリカ、ざく切りパクチーを重ねて敷き、塩と半量のニンニクを重ね入れる。
4. 半量のラム肉をその上に置き、塩コショウ、コリアンダー、クミン、ローズマリーのそれぞれ半量を振る。
5. 上の 3. をもう一度繰り返し重ね、4. を繰り返し振る。
6. 最後にじゃがいもを薄切りにして、5. の上に万遍なく敷き詰め、レッドペパーを振る（辛いのが苦手な人は入れない）。
7. 蓋をして、弱火で少なくとも 30 分炊く。

水も油もいらない。待っている間にサフランライスでも炊いておけば完璧だ。僕は食べるときに生のパクチーとミントを上に散らす。

本場の作り方を学ぼうとアルメニア語の YouTube でハシュラマの作り方を見てみた。当然アルメニア語なんてわからないので日本語の字幕をON にしたら、その字幕のぶっ飛んだ日本語がもう面白すぎて笑ってばかりで作り方がぜんぜん頭に入らなかった↓

https://www.youtube.com/watch?v=g9LPK3Y928A