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9割以上が、自分の顔や肌にコンプレックスを持っている。令和のコンプレックス市場は「毛穴」と「歯」に注目【2022年7月1号】

こんにちは、LIPS編集部です。LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回のテーマは、ユーザーの顔・肌のコンプレックスについて。年代別に悩みやコンプレックスの解消方法などについて、アンケートを実施し調査しました。さらにコロナ禍で変わったコンプレックス事情についてを、独自に分析しています。※LIPSユーザーを対象にアンケート。集計期間:2022年6月20日(月)~24日(金) n=2,100

1、9割以上が何かしらのコンプレックスをもっている

9割以上が、顔や肌にコンプレックスをもっていることが判明。

「自分の顔が好きですか?」という問いに対して約4割の人が「好き」と回答した一方、画像にあるよう「自分の顔にコンプレックスがありますか?」「自分の肌にコンプレックスはありますか?」に対しては、9割以上が「はい」と回答。

自分の顔が好きな人でも、何かしら顔や肌にコンプレックスを持っているということがわかりました。

2、パーツのコンプレックスはマスクによって浮き彫りに。これからはオーラルケア市場に動きがある?

「歯並びや歯の着色など口内」など
マスクで隠れる部位にコンプレックスを感じている人も多い様子。

「顔の中でコンプレックスを持っているパーツはどこですか?」という質問に対して、

全世代で見ると、以下のような結果に。
1位 鼻
2位   フェイスライン
3位   目の形
4位   歯
 
「八重歯が気になる」「 歯並びが悪いし、歯の着色が気になる」「出っ歯だから横顔が気になる」など、歯並びや着色など歯に関するお悩みが第4位に入ってきた点は印象的でした。

コロナ初期、マスクで美人が増えたと言われていましたが、
・歯並びが悪くてマスクを外せない
・マスクを外した時の自分の顔にガッカリするようになった
という声も。

マスクがデフォルトになったからこそ、マスクをとった時の自分に違和感を覚えるようになり、そこがコンプレックスになったという人も多いのでは、と想像ができます。

また「歯列矯正したい」という声も多く、アフターコロナに備えて、そのコンプレックスを解消したいと考えている人も多いようです。

特に欧米などでは、歯並びがいいのがよしとされてきました。
日本でも、最近ではマウスピース矯正など選択肢が増えたことで、歯列矯正が身近になり、歯への興味や関心が高まったということも影響しているのではないかと考えられます。

さらに、歯並びと並んで「歯が黄色いから口をあけて笑えない」などの声もあり、歯の着色へのコンプレックスの意見も。

最近ではホワイトニングだけでなく、歯茎の色改善をする歯茎ピーリングなど、デンタルクリニックで行える治療の選択肢も豊富になりました。また、セルフホワイトニングなども広がってきており、今後マスクを外す機会が増えることを想定すると、市場がますます広がっていくと考えられます。

3、肌では「毛穴」悩みに注目。自分に合った毛穴ケアを見つけられていないユーザーが多い。

全世代で「毛穴」悩みが顕著に。
ニキビやニキビ跡など肌荒れが気になるのもマスク生活がひとつの原因と推測。

「肌で気になるポイントは?」という設問に対して、以下のような結果に。
1位 毛穴・黒ずみ
2位 シミ・そばかす、ニキビ跡、
3位 ニキビ・吹き出物
 
年代別の1位を見ると、
10代    ニキビ・吹き出物
20代    毛穴の開き
30〜40代 シミ・そばかす・ニキビ跡
と、年代ごとで肌の状態が異なるほか、求めることが違っていることがわかります。
 
ここで注目したいのが、毛穴悩み
毛穴に関しては、どの年代でも気になると答えた人が多い共通のコンプレックスでした。

もちろんこれまでも毛穴ケアは関心が高かったですが、LIPSユーザーには「美白」や「透明感」などブライトニングケアのほうが人気でした。

ところが、2022年6月に「美白と毛穴どっちが気になる?」というアンケートをLIPS公式Instagramで実施したところ、約7割のユーザーが「毛穴が気になる」と回答

過去に行った同様のアンケートでは美白の方が回答が多かったのですが、美白ケアが定番化されたことや、マスク生活による肌荒れや蒸れなど、コロナ禍要因にて毛穴悩みが気になり始めたと推測されます。
 
毛穴のコンプレックスを具体的にみると、
メラニン毛穴が気になる
たるみ毛穴でファンデーションがよれる
・スッピンだと毛穴の開きが気になる
という声だけでなく、

毛穴の開き・黒ずみに、どんなケアをしても効果が感じられないという意見も。

毛穴悩みと言っても一概には言えず、悩みや原因が違うからこそ、ケア方法も違ってくる。そんな中で、自分にあったケアにたどり着けないという、ハードルの高さもあるのではないでしょうか。

そのため、スキンケアではなくメイクでカバーするというユーザーが多く、毛穴対策用の下地が、再度注目されているように感じます。(※2022年上半期だと、「m.m.m(ムー)」の『スキンスムーザー』が話題に)

4、悩みに特化した専門性の高いアイテムが圧巻

毎日のケアに取り入れやすいのはもちろんのこと、悩みに特化した専用性が重要視されている。

「コンプレックスを解消しているためにしていること」に対して、最も多かったのが「フェイスマスクの使用」、2番目に多かったのが「シワや美白などの専門的な化粧品・美容液の使用」でした。シミ専用、ブライトニング専用、毛穴専用など、悩みやなりたい肌に特化した専門性の高いアイテムへの関心の高さが伺えます。

5、マスク生活の中、ハードルが下がった美容医療

美容医療や整形はよりハードルが下がり、より身近な存在に。

コンプレックスの解消のため「美容医療や整形をしたことありますか?」という質問に対しては、過半数以上の人が「はい」もしくは「したことはないが興味がある」というポジティブな回答に。

年代別に見ると、10代の関心が特に高く、韓国のメイクやアイドルの人気も相まって"二重埋没法、目頭切開”などの目を大きく見せる整形に加え、ダーマペンなどの肌改善などにも興味があるという結果になりました。

また実際に美容医療や整形をしたことある割合は20代、30代が多く、
SNSで目にする機会が増え、整形を受けることは珍しいことではない
・マスクで施術部位が隠れるためダウンタイムの心配がない
近年整形への偏見や批判が薄まっているような傾向にある
・周りがしているから
という意見などあり、美容医療のハードルが下がり身近な存在になりつつあることがわかります。 

6、まとめ

今回のlaboで注目したキーワードは、「オーラルケア」「毛穴悩みの細分化・特化したアイテムへのニーズ」「美容医療」。

どの項目も、2年のコロナ禍で生活様式が変化したことで、消費者の意識も短い期間の間に劇的に変化したことが見て取れ、大変興味深い結果となりました。

次回は、実際にLIPSのユーザー投稿から見る、コンプレックス解消のためのHOW TOや話題になったアイテムをピックアップしてご紹介予定です。
 
取材協力/髙丘美沙紀

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