見出し画像

自習句~初虚空蔵についての疑問

幼稚園のTwitterお題とは別に、某文学賞に向けて作句中のワタシ。
50句出さなければならず、なかなかのボリュームがあります。
幼稚園で詠んだ分だけであれば、200句近くあるので楽勝のように感じていました。

が、問題は季節が「春」(最近は夏もポツポツと)に偏っていること。
さすがに、あまりにもアンバランスなので、これから梅雨に向かうにも関わらず、季節外れの年末年始や、冬の句にも取り組んでいるわけです。

そんな中で、迷った作句が一つ。

闇を切る初虚空蔵の鬨の声
(やみをきるはつこくぞうのときのこえ)
【季語】初虚空蔵(新年)

きごさいによると、次のような記載があります。

初虚空蔵(はつこくうぞう/はつこくうざう) 新年

【解説】
正月十三日、虚空蔵の初縁日に参詣すること。虚空蔵菩薩は、知恵、福徳、音声を授ける菩薩で、縁日は毎月十三日。京都法輪寺の十三詣は、この縁日にちなんだ呼び名。法輪寺の嵯峨虚空蔵、 村松虚空蔵(茨城)柳津虚空蔵(福島)は、日本三大虚空蔵である。

ところが、私が舞台にしたのは柳津町やないづまちにある福満虚空蔵尊の「七日堂裸参り」。

他の虚空蔵尊でも「七日堂裸参り」があるのか調べてみたのですが、どうも柳津の圓藏寺特有の行事のようです。

縁日の定義からすると、圓藏寺の場合、どうも「七日堂裸まいり」が「初縁日」になるのでは?と思うのですが、きごさいの説明とずれが生じますよね。

要は「初縁日」の解釈の問題なのですが、どうなのでしょうか?
きごさいの説明に忠実に従うと、七日堂裸まいりは「初縁日」とはなりません。
なので、先の句は成立しないということになります。
(別の季語で詠むしかない)

さすがにローカルすぎて情報がないので、他の地域の方々のご意見を伺ってみたいです。
面倒で申し訳ありませんが、お知恵を拝借できますと幸いです🙏


#俳句幼稚園
#俳句は楽しい
#コメント欄は宝物


これまで数々のサポートをいただきまして、誠にありがとうございます。 いただきましたサポートは、書籍購入及び地元での取材費に充てさせていただいております。 皆様のご厚情に感謝するとともに、さらに精進していく所存でございます。