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【食】ご当地和菓子「でんがら」と伊勢茶を楽しむ〜三重県松阪市飯高


旅行の楽しみの一つは郷土菓子
必ずと言っていいほど、地方には土地のお菓子があるのです。

三重県松坂の飯高の道の駅で、「でんがら」という和菓子が販売されていました。
本当にこの一部の地方のお菓子のようで、米など農作業の合間に、食べられるお団子だそうです。


葉っぱは朴葉。岐阜のほうでは朴葉みそとして、お肉を包んで蒸し焼きにしたりします。
朴葉は殺菌作用があるようで、寿司など郷土の保存食に使用されることが多いです。

朴葉でくるんで、十字に結んであることから、
その見た目が田の字の柄ということで、「でんがら」という名前だそう。
朴葉でくるんだ団子を、蒸して作ります。

購入したのはほうじ茶味。
ほうじ茶は、あんこの方かと思っていたら、団子のほうでした。
中には粒あんがたっぷり。


甘さ控えめで朴葉の香りがする、素朴なお菓子でした。


この辺りは、伊勢茶の産地で、三重県は日本で国内では静岡、鹿児島についで3位の生産量があります。

車で道を走っていても、もっぱら田んぼより茶畑!

天気があまり良くなかったので、絶景とまではいかなかったけど、茶畑のある風景を見られるのもなかなかない。

せっかくなので、お茶のいただける新緑茶房へ

自家製のお菓子も出している、伊勢茶が飲める茶園直営の喫茶店です。

カウンターには茶香炉も。

急須でのお茶の入れ方を教えていただいて、自分で淹れることができます。
温度もはかったものを出してもらって、
最初は60度で1分 2煎目はポットのお湯を30秒ほど冷ましてから、3煎目は80度程度のお湯を入れてすぐ、3回とも違った味が楽しめます。


郷土菓子に合うのは、やっぱり郷土の飲みもの。
その土地で収穫したもので作られ、合うように設計されている。
日本酒が、土地のつまみと合わせるように、
お茶も同じようにマリアージュで選べるようになればいい。
と思っていたら、そういえば茶道の世界ではそうだったんじゃないか?
さらに、そこに季節感も加味される、高度なマリアージュ。


喫茶店でコーヒーを飲むことはあるけど、
外出先でなかなか日本茶を飲むことがない。
もう少し、いろんなお店でコーヒー・紅茶のほかに、日本茶を選択できる飲食店が増えたらいいのになぁ。
さらに、お酒の席でも、ノンアルとしてのお茶と、お茶に合う食材の提供があってもいいじゃないか。

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