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うわっ! 俵屋宗雪の豪華でイケてる《秋草図屏風》

東京国立博物館(トーハク)の日本館1階には、いつも名画の複製が置いてある部屋があります。そこの作品が定期的に入れ替わるのですが、先日行った時には、俵屋宗雪の《秋草図屏風》が展示されていました。

琳派の祖と言われる俵屋宗達の弟なのか弟子なだけなのかは、判明していないそうですが、俵屋宗達の工房を代表する絵師だったことは、間違いなさそうです。俵屋宗達とその工房が使っていた「伊年」印を受け継いでいるためです。工房で働いた後に、加賀藩前田家の御用絵師として金沢へ行ったそうです。

俵屋宗雪《秋草図屏風》右隻

解説パネルには「緑青が薄く塗られた金地の野辺に、萩、女郎花(おみなえし)、芒(すすき)、芙蓉(ふよう)といった秋の草花が咲き乱れる本作は宗雪の代表作として知られ、高円宮家に伝来した」とあります。

いろんな色の菊
白いのが萩
菊が多いです
黄色いのが女郎花(おみなえし)
白花萩(シロバナハギ)
芙蓉(ふよう?)とか桔梗(ききょう)
黄色いのがトロロアオイ
これは芙蓉(ふよう)ですね
これも芙蓉(ふよう)かな
左が芙蓉(ふよう)で下が桔梗(ききょう)

こうやって、完成した時には、こんなに美しい屏風だったと分かるとうれしいです。あとは、花の同定が難しいので、どなたかに草花の屏風の同定を片っ端からやってほしいなぁ……。牧野富太郎さんにお願いしたかったな。

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