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僕が昔、妻と、どのようにして交際に至ったか。

僕が、妻と、どのようにして交際に至ったかについて書いておきたいと思います。というのもですね、一度このnoteに書いてみてですね、僕・・・マンガ家なんですけど、あんまり売れてないので「僕のことを知らない人にも、わかるように書かないとな・・・」と思ったんですよ。



でもですね、なんとなくの感覚としてですが、読んでくださった方々は、みんな僕のことを知ってるっぽかったんですよ。で「あれ? 僕のこと知ってる人しか読んでないぞ・・・」と思いまして、それなら、ある程度、知ってる前提で書いたほうがいいなと思ったんですね。



あと、僕の感覚だけの話にはなりますが、意外と読んでくださった方はたくさんいて「僕・・・売れっ子なんじゃないのか?」と錯覚するほど、たくさんの方々が読んでくれたんですよ。・・・しかし、他の書いてる人が、平均どれぐらい読まれてるのか僕にはわかりませんので、あくまで僕の感覚として「たくさんの人が見てくれたなー」という感じなのですが、とにもかくにも、読んでくださった皆様、ありがとうございます!



とはいえマンガ家は、単行本の売り上げで自分の人気がシビアにわかりますからね・・・。僕は売れっ子ではありえないのですけど・・・。ギリギリですからね・・・。いつ打ち切られてもおかしくない発行部数ですから・・・。



話を戻しまして「昔! 妻と! いつ! どのようにして交際に至ったか!」なのですが、なぜそれをわざわざ書こうと思ったかというとですね、少し前に僕、なんかこう有名な週刊雑誌であるところの『週刊文春』の、なんかのコーナーにインタビューを受けたんですよ。



そのときインタビュアーの方に「妻といつから交際に至ったのか『僕の小規模な失敗』を読んでも、わからない」という質問を受けたんですね。で、僕は「その質問って、どーいうことなんだろう・・・」と考えたんですね。


だってですね、インタビュアーは女性でしたので、答えるのに躊躇しましたよ。とはいえ、そのときのインタビュアーの女性の方は「いつ付き合った=いつヤッた」として質問してるのは間違いなかったんですね。そこで僕は思いました「わざわざそんなことを聞くなんて、美人だけど下品なインタビュアーだなー・・・。とはいえガッツリ答えるしかないな・・・」と。



で、ガッツリ答えたんですよ。でもですね、インタビュー等で自分をコントロールして、言うべきことと言ってはいけないことを瞬時に判断して話すのは意外と難しいんですね。



で「やべー・・・変なこと言い過ぎたかも・・・」と不安になりまして、妻にも「どのタイミングで2人が付き合ったか、わからない」という趣旨の質問を受けた・・・と相談すると、「どのように答えたのか」と妻に聞かれたので「正直に全部答えた」と言うと、妻は「ギャー」的な声を出していましたが、そのことはどうでもよくてですね、問題はインタビューで、そのくだりが全カットだったことなんですよ。

『妻観察日記』1巻より


カットされた理由はよくわかります。なんか、その手の話って生々しいじゃないですか。だから『僕の小規模な失敗』を描いた当時も、そーいったことにまつわるシーンを描かなかったというところがございます。



とはいえ、ちゃんとマンガを読んでいても「いつそーなったのか、わからない」という不完全な部分があるのは事実じゃないですか。不完全を放置するのはよくない・・・と思うに至りまして、マンガのなかの不完全な部分を、この場を借りまして解消できたらいいと思ったんです。



で、値段なのですが、文春に話した内容であり「文春を買えば読めていたであろう値段」が好ましいと考え、この値段にしました。しかし、文春は他にも楽しい記事がたくさん載ってるわけで、僕が「インタビューで答えたけど、載らなかった部分」だけの内容では損ではないか・・・と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし文春に話した内容より、さらに詳しく細かく、たくさん拡張して書いたものであり、この値段でも損のない内容になっていることはお約束いたします。

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