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射干


和名 射干 (シャガ)
   胡蝶花 (コチョウカ)
洋名 クレステッドアイリス
   (CRESTED IRIS)
   フリンジドアイリス
   (FRINGED IRIS)
学名 リリィジャポニカ
   (LILY JAPONICA)
分類 キジカクシ目、アヤメ科、アヤメ属
種類 多年生草本
草丈 30〜80cm
開花 春〜夏
花径 40〜60mm 
原産 中国
言葉 私を認めて
撮影 京都府立植物園


射干(シャガ)というこの名前の由来だが
サンスクリット語の「シュリガーラ」が
漢訳された言葉の中のひとつがこの『射干』
の文字である。


では、シュリガーラとは何なのか?


漢訳仏典の中に登場する野獣である。


元は梵語の「シュリガーラ」(शृगाल śṛgāla)を語源とする生き物を指しているものであり
唐の国の『本草拾遺』からの解説によると


仏教に野干(射干)あり、これは悪獣にして
青黄色で狗に似て、人を喰らい、木に登る。


狐に似て形小さく、群行、夜鳴は狼の如し。
と他の記述もある。


中国や日本では狐との解釈をされたのだが
正体は、ジャッカルとなる。


スリムな花の形、そして、青黄色の狗も似る
花の記述がこの花に相応しい。


その中に黄色と青色とを配した模様の美しさ
が魅力の花である。

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