楽聖忌(ベートーベン)
みなさんこんにちは。
3月26日は「楽聖忌」(がくせいき)です。
楽聖とは、偉大な音楽家をたたえる語で、一般的には
ベートーヴェン
のことを指しています。
「運命」や「月光」などの名曲を数多く生み出したベートーヴェンは
1827年3月26日
肝硬変のために亡くなったとされています。
そんなベートーベンの死因について、研究結果が世界に発信されました。
アルコールの過剰摂取が原因とされる肝硬変だそうです。
要は、呑み過ぎなのです。
当時の記録では、一日の摂取量は
ワイン1リットル
だったそうです。
慮る(おもんぱかる)に、世間から期待されている次作品への制作に取り組むたびに、相当のプレッシャーがのしかかっていたことと思います。
ジョークで
シューベルトでも、聞いてリラックス
したら、と言えそうなシチュエーションでもありますが、当時はSNSもない環境なので、やはり父親と同じように、アルコールに頼らざる負えなかったのでしょう。
享年58歳と言われていますが
現代のように、栄養管理者がついていたら・・・
歴史のたられば、は禁句ですが・・・
でも、逆説的に考えを試みました。
アルコールの力が、このような芸術作品を生みだす原動力になっていたのでは、とも思いました。
つらつら思うに、人生後半の作品は「運命」に代表されるように、革新的な楽曲が多く書かれています。
彼の、芸術の射程距離が伸びた時期でもありました。
懊悩の末に生み出された楽曲、そして、黄泉への旅立ち。
まさに「運命」だったのでは・・・
おおよそ、芸術作品というのは、健康的なイメージとして具現化されていますね。
音楽しかり、絵画しかり、文学しかり。
しかし、多くの芸術家は、健全とは到底言えない生活なのが実態ではないでしょうか。
故に世に出た作品の裏側、つまり土台は相当の苦悩に裏打ちされているのでしょうね。
作品が、優秀であればあるほど。
近松門左衛門の芸術論では、真の芸術は、虚構と現実の微妙な、はざまにある。と言っています。
虚実皮膜(きょじつひにく)ですね。
生み出された作品と、くだんの芸術家の生活。
アンビバレントな感情を抱くは、私だけでしょうか。
酒は百薬の長とも言われますが、過ぎたるは猶及ばざるが如しですね。
私も、今日からしばらくは休肝日を設けようと思うに至りました。
noteの皆さんからは、いつも元気と安らぎを頂いています。
元気で、楽しい投稿がいつまでも続きますように祈っています。
それでは、みなさんに、乾杯
あっ。
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