見出し画像

地球SOS それいけコロリンが私に残したもの。

もう30年近く前ですね。
NHK教育で「地球SOS それいけコロリン」という環境問題を扱うアニメがありました。コロリンという宇宙から来たキャラクタが江古一家と共にゴミ、大気汚染など地球の環境問題を解決していくストーリーです。

覚えていますか?ここ数年、特に強く環境問題に興味を持つことになった自分のルーツを調べたとき「はっ!」と思いだしたのです。

コロリンだ!と。

当時小学生だった私は夕飯前の時間をつぶせるアニメだったためよく見ていました。「アニメだったから」というのが理由だったかもしれません。しかし、いわゆる環境問題をそこで知りました。今でもアニメに描かれた小川に捨てられた缶の絵が頭に残っています。

コロリンに感化されてか、当時から環境問題に敏感だった子供だった気がします。友人が駄菓子のゴミをポイ捨てするのをとがめたり、そっと拾ったりする子でした。使えるものを捨てることにも罪悪感を感じる子だった気がします。

しかしあれから30年、日常生活の中でコロリンの存在は忘れていました。

高校時代は部活に明け暮れ、大学では試験やバイトに追われ、当たり前のように就職をし、いわゆる「普通」の生活をしてきました。結婚もし、子供もできました。就職先の製造業では技術的な好奇心を満たし、周りとワンチームになって結果を出すことに喜びも感じていました。

コロリンのことはすっかり忘れていたのです。

しかし最近、あることがきっかけで疑問をもちました。今の世界は持続可能だろうか?と。こんなにモノを作っていいんかい、と。

気づくと気候変動、海洋汚染の本を積極的に読んでいました。新聞スクラップではそんな記事ばかり集めていました。いてもたってもいられず環境NPOに寄付を始めていました。職場では持続可能を考えるワークショップを開いたりしていました。

それの影響でしょうか、長女は小3の時「自由研究でゴミの研究をする」と言い出しました。二人でゴミを拾い分類し、この先どこへ行くのかとゴミ処理センターにも行きました。

今年の夏は気候変動を調べると宣言し、調査結果から将来に不安を感じていました。プラスチックも気候変動も同じ化石燃料と突き止め、私たちに何ができるか二人で対話しました。

。。。。。。

コロリンのことすっかり忘れていましたが、メッセージは生きていたと思います。当時の製作した方々、私は思惑通りに育ってますよ!コロリンは当時の大人からのバトンのような気がしますね。

私は「持続可能」という問いに応えるべく人生の転機を迎えています。娘は気づきをどういう行動に結び付けていくでしょうか?

30年前のことを思い出した最近でした!

この記事が参加している募集

アニメ感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?