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アンコール遺跡群 ⑦ ガジュマルが根を張り巡らすタ・プローム寺院

<旅行記(2011年ベトナム&カンボジア)no,31>

タ・プローム寺院(Ta Prohm)。
アンコール遺跡群の中でも、人気のある遺跡のひとつで、12世紀後半に、
仏教寺院として建立されました。

のちにヒンドゥー教寺院に改修され、また15世紀中頃、クメール王朝が崩壊後、1860年に再発見されるまでは、手付かずのまま放置されていました。

数奇な運命を経てきたこの寺院は、発見当時のままの状態で維持され、
現在に至ります。
その姿は、とても神秘的で、巨木ガジュマルの根が、至るところに張り巡らされている様は、大自然の威力を肌でひしひしと感じさせられる遺跡のひとつです。

映画「トゥーム・レイダー」の撮影地としても使われ、私も観て、様子は分かっていたのですが、想像を遥かに超える大きさ、圧巻でした。

その神秘的な魅力を、ご堪能ください。
(ガジュマルを入れる為に、縦の写真が多いです)

タ・プローム寺院の中央堂内

タ・プローム寺院内の中央堂には、多くの穴が開いています。
クメール王朝最盛期の時代は、数々の財宝が埋め込まれていたそうです。

ガイドさんに説明を受けながら、当時のクメール王朝の繁栄、そして、寺院を守るように覆い尽くす多くのガジュマルの姿に、その歴史、年月の長さを感じずにはいられませんでした。

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