【ESSMA】新しいファン体験の創造: フェイエノールトシティ
元記事リンク (写真© Feyenoord Rotterdam) October 24, 2019
By ESSMA（@ESSMAstadium)
フェイエノールトロッテルダムは、現在のスタジアム「デ・カイプ」が現代のサッカーの需要を満たしていないため、新しいスタジアムを開発する計画を立てています。基本計画であるフェイエノールトシティによれば、クラブは河川ベースの新しいスタジアムと現在のスタジアムの再開発を含む広範な都市開発を計画しています。フェイエノールドのスタジアムディレクター、ヤン・ヴァン・メルウェイクがESSMAの開発・運用ワークショップに参加して、クラブの基本計画の詳細を共有しました。
（他の翻訳記事まとめはこちら ESSMA公式HP記事翻訳）
課題
長年にわたり、現在のスタジアムとその施設は、現代のスタジアムの基準に一致しなくなるまで劣化しました。さらに、会場へのアクセスが容易ではなく、費用対効果も低くなっています。
「デ・カイプの主な問題の1つはアクセス手段です。新しいスタジアムの設計は、スタジアムに来るまでの様々な交通手段（ボート等）を備えたより良いアクセスルートの解決策を含んでいます。」
施設
新しい8階層のスタジアムには、ピッチの長辺側に64のボックス席を配置します。ゴールの後ろにあるエリアは、一般入場用の3つのコンコース、レストラン、地下駐車場、および賃貸可能（多機能）エリアで構成されます。新しいスタジアムには、63,000人のファンを収容できるようになります。
ビジネスホスピタリティの観点から、クラブはさまざまな多機能ラウンジを設置します。これらのラウンジは、試合日にはネットワーキングの機会を提供し、試合日以外では会議やイベント用にレンタルすることができます。
デザイン
スタジアムのデザインは、フェイエノールトがオランダ代表チームの試合や大規模なイベントを開催できるように設計されています。格納式の屋根を備えているため、あらゆる気象条件でイベントを開催できます。イベント開催のための特殊照明システムやその他設備を追加するために、格納式の屋根は特別な設計を施されています。川と鉄道が近接しているため、格納式のピッチにすることはできなかった代わりに、格納式のスタンドを組み込むことをクラブは選択しました。スタンドを動かすと、コンクリートの床に追加のスペースを作り出し、ステージの構築やその他の設備設置に使用できます。
（ヤン・ヴァン・メルウェイクのプレゼン資料の一部）
The Strip（接続通路）
新しいスタジアムと現在のスタジアムは、新しい通路The Stripで接続されます。The Stripは、ロッテルダムのこの地域の再開発に役立つショップ、レストラン、ホテル、アパートまたはコミュニティエリア、駐車スペースなどの商業施設を含むように開発されます。クラブの過去と未来を象徴する繋ぎ目として機能するだけでなく、ファンの60％以上がThe Stripを介してスタジアムに入場すると推測されているため、試合日のファンのメインエントランスとしても機能します。
また、新しいスタジアムのデザインには大きな広場が含まれており、これは、試合日にはファンゾーンとして機能し、試合日以外には地元住民のコミュニティエリアとして機能します。
クラブは2021年までに建設を開始し、2024年に完成することを目指しており、推定総費用は約5億ユーロです。
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