【きらら浜 野鳥手帖】 No.36「アオサギ」

ペリカン目 サギ科 [全長] 93cm [時期] 一年中見られる留鳥

 水田や池、川や海岸など水辺でよく見られる、日本最大のサギの仲間です。餌は魚や昆虫、小動物などの生き物で、基本的には嘴(くちばし)で捕まえて丸のみにしますが、大きな魚などは嘴を突き刺して捕まえることもあります。

 普段は首と腹が白く、頭にハチマキのような黒い羽があり、背中は青みがかった灰色ですが、春になると成鳥は胸の羽が伸び、婚姻色が出て、嘴と脚が黄色から濃いピンク色へと変化します。そして、アオサギが最も早く繁殖を始め、その後他のサギも集まり木の上にコロニー(集団営巣地)を作って子育てをします。

 美しく変身したアオサギを探してみてください。

きらら浜自然観察公園 信木 愛

© 株式会社サンデー山口