マディソン先制点、交代策もハマりトッテナムが連勝を飾る|プレミアリーグ

写真:マディソンがトッテナム初ゴールを記録

8月26日、プレミアリーグ第3節のボーンマス vs トッテナムの試合がバイタリティ・スタジアムで行われた。

ホームのボーンマスは新戦力のジャスティン・クライファートが初先発。一方のトッテナムはリシャルリソンやソン・フンミンなど、前節と同じ11人が先発に名を連ねた。前節の試合で足首を痛め出場が不安視されていたジェイムズ・マディソンもトップ下のポジションでピッチに立った。

雨の中で迎えたこの試合、立ち上がりはボーンマスがハイプレスからのショートカウンター、トッテナムは素早くパスをつないでの攻撃とお互いが持ち味を発揮してゴールに迫る場面を作る。徐々にトッテナムが押し込んで迎えた17分、右サイドからイヴ・ビスマがボールを運び、受けたパプマタル・サールがスルーパス。絶妙なタイミングで抜け出したマディソンが冷静に流し込み、アウェーのトッテナムが先制した。

その後も一進一退の攻防が続く中、36分にはセメンヨからクリスティアン・ロメロがボールを奪ったところからトッテナムのカウンターが発動。マディソンがボールを運んでスルーパスを送り、リシャルリソンが抜け出して受けようとしたものの、うまく収められずいい形でシュートを打つことができない。40分には左サイドの深い位置でFKを得ると、マディソンのキックにリシャルリソンが頭で合わせたが、これも枠を捉えられない。

41分にはボーンマスがショートカウンターを発動させ、ライアン・クリスティが左足の強烈なシュートを放ったが、トッテナムの守護神グリエルモ・ヴィカーリオがストップ。前半終了間際には左サイドでボールを受けたクライファートがカットインからシュートを放ち、DFに当たった跳ね返りを収めたフィリップ・ビリングが左足で狙ったが、枠を捉えられず。トッテナムの1点リードで前半を終える。

ボーンマスはジョー・ロスウェルに代えてルイス・クックを投入し後半のキックオフを迎えた。スタンドからの声援に乗って攻撃を仕掛けると、57分、クライファートがドリブルで切れ込み、トッテナムの守備陣が突いてこぼれたボールをセメンヨが左足で狙ったが、左ポストのわずか外側へ。

59分、トッテナムはサール、リシャルリソンに代えてピエール・エミル・ホイビュアとイヴァン・ペリシッチを投入する。これで流れを引き寄せると、63分にはデスティニー・ウドジェがソン・フンミンとのワンツーでペナルティーエリア内の深い位置まで侵入して折り返し、逆サイドから走り込んだデヤン・クルセフスキーがニアサイドで合わせて追加点奪取に成功する。

以降、雨足が強くなる中でトッテナムがゲームをコントロールしていたが、78分にウドジェに何らかのトラブルが発生して自ら倒れ込むアクシデントが発生。しばらく治療を受けたがプレー続行不可能となり、82分にベン・デイヴィスと交代する。

ボーンマスも選手交代をしながら反撃の糸口を探し、86分にはビリングを下げて長身FWのキーファー・ムーアを投入。ソランケとの2トップにクロスを放り込む戦術に活路を見いだそうとするが、トッテナムはボールを保持して相手の追撃を許さず、時計の針を進めていく。結局そのままタイムアップとなり、トッテナムが連勝を飾った。ボーンマスはこれで連敗、未勝利が続いている。

次節、ボーンマスはアウェーでブレントフォードと、トッテナムはアウェーでバーンリーと対戦する。

◉試合結果

ボーンマス 0-2 トッテナム

0-1 17分 ジェイムズ・マディソン(トッテナム)
0-2 63分 デヤン・クルセフスキ(トッテナム)

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