地中海クルーズ|知っておきたい10個の基礎知識
November 2, 2020

地中海、、、どこまでも広がる青い海、、、キラキラ、、、キラキラ、、、。ヨーロッパの、、、
え?どこら辺?

地中海料理とか、地中海クルーズとかね、聞いたことはあるけど、一体どこなんだ?なんなんだ?と説明してくれと言われると自信がなくなる人もいるのではないでしょうか?

というわけで、今回は、知っておいて損なし!地中海クルーズの基礎知識~でございます。

地中海の場所、クルーズシーズン、値段などの基礎情報、そして、最後に個人的におススメの港5選(港の情報付き)でご案内します。

1.地中海ってどこをクルーズするの?

地図でも分かるように、地中海って広いんですね~。 地中海クルーズ行きたーい、おススメどこですかー?って言われてもポンっとおススメ出来ない理由のうちの1つ。 広いんですよー、で、正直どこもそれぞれ素晴らしい、、、

地中海クルーズには、スペイン、フランス、モンテカルロ、イタリア、ポルトルを主にカバーする西地中海クルーズと、イタリア、ギリシャ、クロアチア、をまわる東地中海クルーズがあります。

リスボンはジブラルタル海峡の反対側、大西洋側ですが、リスボン発着の地中海クルーズは多いので、リストに入れております。

ちなみにギリシャも含んでますが、特にギリシャの島々をまわる、ギリシャに特化したクルーズは、エーゲ海クルーズと呼ばれます。

2.地中海クルーズのシーズン

地中海では一年中はクルーズを催行していますが、シーズン5月~9月です。

この時期は、雨もほぼ降らず、天候も安定していますので、いつ行っても青い空とキラキラ光る海が私たちを出迎えてくれます。

クルーズ自体の金額は、船のランク、航路、日数によりピンキリですが、ハイシーズンの7月、8月は料金も上がります。

しかし、どのクルーズのシーズンも、シーズンの始まりと終わりは価格が安いことが多いので、お休みが自由に取れる人は、5月前後、9月前後のクルーズで探してみましょう!天候も良いですし、ピークシーズンほど混雑もしないので快適です。

3.地中海クルーズのメインは?

例えばカリブ海だったら、ビーチ、アラスカだったらダイナミックな自然、というようにクルーズには目的がありますが、地中海は食事、ショッピング、観光と全部です!

まずはやっぱりワインですよね、フランス、イタリア、スペイン、ワインは安いし、特に海鮮料理がお好きな方には天国です。ムール貝のワイン蒸しとか毎日食べれますね。本格ピザがあんなに美味しいなんて、ってイタリアでは本気でピザの違いを感じ感動しました。そしてタパスですよねー、タパスはスペイン料理の一口料理なんですが、もう美味しいったらないです。

そしてスペイン発祥のロエベとか、イタリアだったらプラダやグッチ、フランスはシャネルやルイヴィトンともうね、ありすぎてここでは割愛しますが、たくさん!高級ブランドじゃなくても、ZaraやMangoなど、名前の知らないお店も安いのから高いのまで可愛いのがたくさん!

そして観光ね!なので、やること沢山、旅の目的は、個々の趣向によって多様ですね!誰でも楽しめますよ!

4.どこから乗船すればいいの?

どこからでもオッケーって、おい!ちゃんと答えろボケ!と石が飛んできそうなので少し詳しく理由をお話します。

先ほども話したように、地中海の寄港地は無数にあります。なので、基本的に聞いたことのある大きな都市から出港するものだと考えて良いです。

例えば、バルセロナ、ローマ(チビタベッキア)、アテネ、リスボンなど、上げていったらきりがないくらいたくさんあります。

ただ、全てのクルーズ旅行でいえることですが、空港から港までの行き方や距離などは、乗船する際に参考にしてください。

たとえば、ギリシャのアテネは、ピレウス港からの乗船になりますが、空港から45kmの距離にあり、イタリアのローマでは、乗船する港はチビタベッキアという、ローマから70km以上離れてるところです。

エレベーター、エスカレーターがない駅も多いので、荷物をもって電車の移動はなかなか辛いものがありますので、事前に調べておきましょうね!

私は実際チビタベッキアから乗船したことがあるのですが、ローマからチビタベッキアまで電車に乗れましたが、最初は席が空いてなくて、途中までずっと立っていなければなりませんでした。荷物も心配なので、席が空いても荷物を置いて座る気に慣れず。

しかもチビタベッキアの駅ではエスカレーター、エレベーターが見付からず、重い荷物を引きずりながら階段を使って泣きそうでした。
そして、ホテルまで荷物を引いて行き、ホテルに着いた時にはヘトヘトでした、、、。

5.地中海クルーズのお値段は?

はい、これはピンキリなんですよー、皆さん。まず、クルーズ客船には、カジュアル、プレミアム、ラグジュアリーと3つクラスに分けられます。

クルーズ客船を選ぶ上で重要になりますので、まだこちらの動画を観てない方は、是非見てみてくださいね。

ま、とはいっても、クルーズ初心者の方におススメしたいのはやはり手頃なカジュアル船です。

地中海クルーズは、大体7日間以上のものが多いです。
お値段はう安いクルーズで、7日間で1人、$700~くらいから見付けられると思います。

ヨーロッパってね、物価が安い国もありますが、普通に考えたらホテル代やお食事代、交通費なんかで1日100ドルなんて簡単に使っちゃいますよね?

でもクルーズ客船なら基本これらはクルーズ代金に含まれてるので、そう考えると1泊100$のクルーズは本当にお得なんですよー!

各クルーズ会社がプロモーションをやってる時などは、本当にお安く予約できるので、おすすめです!

まぁ、クルーズ色々乗船したけど、ある程度品格が保たれた、リッチな雰囲気のクルーズが楽しみたいんでございます~という方は、プリンセスやホーランドアメリカ、セレブリティなどのプレミアムクラスへどーぞ。

7日以上のクルーズが多く、船の大きさも中型サイズが多いのです。価格は$900~くらいでしょうか。

ラグジュアリー船にいたっては、7日間以上のクルーズで、地中海全域を14日間くらいかけてまわるものだったり、珍しい港に寄港したりと、航路や日数にも差が多いです。プレミアムクラスの2倍の金額はすると思っていいでしょう。

クルーズの金額は、ローシーズンかハイシーズンか、またクルーズの日程、寄港地が、港に停泊するのか、もしくは沖合に停泊するのかによってもかなり違うので、あくまでも目安としてお考え下さい。

6.お部屋の選び方

お部屋は窓なしで十分

どの動画でもお部屋の窓なしを推奨してるので、こいつはベランダ付きをおススメすることあんのか?と思うかもしれませんが、ここでも窓なしをお勧めします。

先ほども話したように、地中海のクルーズは忙しいクルーズです。とにかく毎日が寄港地で、港に停泊中は観光に忙しく、帰ってきたらディナーの時間で、夜のショー見て、お酒も一杯バーで飲みたいかも!?なんてやってると、お部屋で過ごす時間って本当に少ないのです。

地中海は日本から離れているし、何度も気軽に来れないと思うと、やはり観光に力を入れてしまいますよね?というわけで、お部屋は寝る部屋と割り切って、地中海クルーズでは窓なしを選びましょう!それで本当に充分です。

7.地中海クルーズのプランは入念に!

地中海クルーズ、観光地がたくさんあります。とくにバルセロナなどは、1日ではとてもまわりきれません。
しかもサクラダファミリアなど人気の場所は、チケットを予めオンラインで購入しないと入れないです。
ちなみに、事前予約は当日券よりも安い場合が多いので、一石二鳥です。

ちなみにどの寄港地も、公共の交通機関がしっかりしているので、ツアーに参加せずとも自分で観光できちゃいます。

が、心配な人、もしくはうっかりしてて、行きたかった場所のチケットがオンラインで売り切れてた!というときは船のツアーに参加しましょう。割高ですが、安心です。ただ、人気のツアーは船でもすぐ売り切れてしまうので、やはり事前の計画が重要。

地中海クルーズはほぼ毎日、寄港地なので、船に乗船してから計画立てるのは遅いですよー!

とはいっても、休暇なんだし、そんな気合は入れたくないけど、まぁちょっと街は観たいよね、、、みたいな方はHop on Hop offバスがおススメ。大きい都市ならどこにでもありますし、港の近くに停留所があることも多いので、おススメです!

ちなみにHop on Hop off バスとは乗り降り自由の観光バスです。
チケットはその場で現金、クレジットカードで購入でき、マップとイヤホンがもらえます。
空いてる座席に座ってイヤホンを専用の場所に入れて言語を設定したら、その場所の簡単な説明も音声ガイドで聴くことが出来ます。
たいてい日本語もあるので安心。バスは大体20分おきに回ってきます。

8.地中海クルーズに持って行くべきもの

履きなれた運動靴は必須です。

まぁ地中海クルーズに限ったことではないですが、基本的にヨーロッパはどこも石畳の道が多いです。

ヒールで行くのは自殺行為。”おしゃれは我慢” とよく言いますが、足が死にます。

石畳の道は、凸凹して、しかも滑りやすいです。少し濡れているだけでも滑ってしまう場合もあるので、単に足が疲れるという理由の前に、ケガをしてしまう恐れがあるので止めましょうね!

また、帽子やサングラスは必須。それに加えて日焼け止めも忘れないように。日傘と兼用の折り畳み傘もあると便利です。

9.セキュリティ対策

せっかくのイタリア!お気に入りのモノを身に着けたい!と思うでしょうが、基本高いモノは身につけないようにしましょう。

単にスリなどに狙われるカモになってしまいます。

決して誇張ではなく、とくにローマ、バルセロナなどでは、クルーズで寄港中に少なくとも1組は財布をすられた、、、とフロントデスクに言ってきます。(クレジットカードを止めるため電話を借りに来る)

現金はなるべく持ち歩かず、なるべく少額を2か所以上に分けて持ち歩きましょう。もしスリにあっても、全部持ってかれた!なんてことにはならずに済みます。

ちなみにレストランでも安心してはいけません。私が実際に見た事件なのですが、バルセロナのバルで食事をしていましたときのことです。

ガラス張りのよくあるレストランだったのですが、そのレストランは開放的なレストランで、ドアが開いていました。
入口付近には子供3人を連れた家族が座っていました。

すると急に男が外から入ってきて、一瞬で椅子に置いてあった奥さんのバッグを取って走って逃げていったのです!

もう騒然!家族全員男を追いかけにレストランの外に出て、5分くらいしてカバンをもって帰ってきました。

従業員との会話を耳をダンボにして聞いたところ、道にいた他の人も助けてくれて、男は取ったカバンを投げ捨てて逃げていったそう、、、可哀そうに、あまりの急な出来事に子供たちは泣いていました。

なにはともあれ、家族全員無事な上に、カバンも戻ってきてよかったですが、レストランの中ですらも安心できないのがバルセロナ!と改めて思いました。

10.リラックスして行こう

地中海クルーズは基本的に忙しいクルーズだと思ってください。
船をのんびり楽しんでる暇は、ありますけど、ないです(笑)

というのも、地中海クルーズには港がたくさんあります。一つ一つの寄港地が近いので、航海日が少ないんですね。
ということは、ほぼ毎日寄港地です。

先ほど旅行のプランは入念に練りましょうと言いましたが、予定を詰め込むのとは意味合いが違うので勘違いしないでくださいねー!

地中海クルーズを一回のクルーズ旅行で制覇するのは不可能だと思ってください。

寄港地に停泊している時間も限られていますし、お買物して、ビーチ行って、ローカルレストランで食事して、観光もしたい!あっちもこっちも!は残念ながら不可能です。それをするには各都市に数日間滞在する必要があります。

観光地ごとに予定をびっしり詰め込んでいては、身体も辛いですし、せっかくの休暇で訪れているのに、予定を詰め込んでいては休暇になりませんw。

クルーズ旅行の際は、また訪れたい街を見付けに行こう!くらいの気持ちでリラックスして乗船しましょうね ♪

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Eri Kimura

2011年よりクルーズ客船で勤務、現在まで海外クルーズ客船を3社経験。

休暇は海外で生活することが多いため、1年のうち10カ月ほどを海外で過ごす。

現在、ノマドライフを確立すべく奮闘中!

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