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「手応えは完璧」ヤクルト村上宗隆が右翼席上段へOP戦2号、オリックス期待の若手・齋藤響介から会心一撃

 ◆オープン戦 ヤクルト6―1オリックス(17日、明治神宮球場)

 高々と神宮の空を舞うど派手な一発だった。ヤクルトの主砲・村上宗隆内野手(24)が、1点リードの6回1死二塁でオープン戦2号の2ランをマーク。フルカウントからオリックスの2番手・齋藤響介の外角直球を力強く振り抜いた。

 「追い込まれていましたが、いい形で打つことができました。風もあったが、しっかりとらえられたのでよかった。ストライクゾーンにきた球をしっかりスイングする意識でいました」

 3日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)以来となった快音は「手応えは完璧」と胸を張った右翼席上段への豪快弾。試合後には推定飛距離130メートルという特大アーチを「やっと出たなって感じでもないんですけど、いいホームランだったと思います」と振り返った。

 この一発が飛び出す前は昨年より長めの新バットで2打席凡退。5試合ぶりの本塁打は旧バットに戻して放った。トライ・アンド・エラーを繰り返しての調整に余念がない村上は「いろんなものを試しながらやりたい。試合で感覚をすり合わせながらやりたい。変わらず試合に出ながら考えたい」と開幕後を見据えたトレーニングに励む。

 29日の開幕までは残りわずか。目標は昨季の不振を吹き飛ばす大活躍だ。試行錯誤と柔軟な対応で本来の輝きを存分に放つ準備をしっかり整えていく。(小林良二)

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