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「鎮痛剤ないと眠れない」1日6時間の猛練習 小谷実可子さん、30年ぶり〝現役復帰〟へ「自分に負けない」
2023.07.04 08:57(Updated:2023.07.04 10:47)
14日に開幕する水泳の世界選手権福岡大会に向け、シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング、AS)の元日本代表が福岡県内の温泉施設で演技を披露する「シンフロ」の動画がユーチューブで公開された。参加者の一人で、1988年ソウル五輪のソロ、デュエット銅メダリストの小谷実可子さん(56)は、世界水泳後の8月に鹿児島市で行われる世界マスターズ選手権に出場する。約30年ぶりの〝現役復帰〟へ、「シンフロ」の撮影の合間にも練習を行うなど、追い込みは大詰めだ。
愛好家や元トップ選手が競うマスターズではソロ、デュエット、チームのAS3種目に出場予定。「周りの方から『鹿児島に行くからね』とか、『チケットを取ったよ』と言われて、やっと現実味を帯びてきた。3年前からやっぱりこの大会を意識してやってきて、いよいよあと2カ月という喜びと、もう2カ月しかないんだっていう焦りがあります」
最近の練習は、多い日で現役時代と同程度の1日6時間にも及ぶことがあるという。「(練習で痛め)湿布を3袋分貼ったことも。ひどい時は鎮痛剤を飲まないと眠れない日もありました」と苦笑い。
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