エンタメ

北乃きい32歳、広まった“一生独身宣言”の誤解「結婚もしたいし、子育てもしたい」

 元気いっぱいの笑顔で、周囲の気持ちも明るくしてくれる北乃きいさん(32歳)。2005年のデビューから時を重ね、愛らしい魅力はそのままに、こちらを包み込むような美しさも伝わってくる。
北乃きい

北乃きいさん

 主演最新作『おしょりん』では、福井県に眼鏡産業を根付かせた増永兄弟を支えた女性・むめを熱演。明治時代、むめは一度も会ったことのない増永家の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚する。  結婚といえば、以前、北乃さん自身のものとして「現世は一生独身でもいい」とのコメントがネットニュースなどで話題になったが、北乃さんは「そうじゃないんです」とかぶりを振る。その真意とは? 同時に今回演じたむめは「理想の女性だった」というワケも聞いた。

結婚もしたいし、子育てもしたい

おしょりん

(C) 「おしょりん」制作委員会

――勝手なイメージですが、北乃さんには、ご自身のために頑張る部分と、学生時代からマネージャーなどをされていたことを含めて、人を支えることの両方が好きな印象があります。 北乃きい(以下、北乃):実際そうです。だから支えるというのも、ただ見守るだけではなくて、パートナーという感じがいいです。私の場合、10代の頃から言ってるんですけど、「この人のためなら全部捨ててもいい!」と思える人に出会えたら、その人が結婚相手だろうなと思っているんです。そういう人が現れるのをずっと待ってるんですけどね。そう思っているうちに30歳になっちゃって。 ――以前、現世では結婚しなくてもいいとおっしゃっていませんでしたか? 北乃:言ってないんです! あれは「もしも今世でできなかったとしたら、来世でもいい」と言っただけなんです。それが「結婚しなくてもいい」となってしまって……。私は結婚もしてみたいし、子育てもしてみたいです。ただ、無理やり、結婚や子育て自体を目的に進みたいわけじゃない。自分は、すべてを投げ出したいくらいになる人だと分かっていて、そのうえでそういう人と出会えたら……いえ、出会いたいと思っているんです。

クランクアップ後も役が抜けないように頑張った

おしょりん

(C) 「おしょりん」制作委員会

――なるほど。あくまでも前向きに、「そういう人と出会いたい」ということですね。本作『おしょりん』で演じた女性むめも、縁の下の力持ちといっていい強い人でした。そして北乃さんが演じたからこその魅力を感じました。 北乃:ありがとうございます! むめさんは、私の理想とする女性です。だから演じているときに「これがそのまま私になったらいいのに」と思ったくらいです。撮影が終わったあとも、むめさんが抜けないように頑張ったんです。むめさんのままで年を取りたい!って……抜けちゃいましたけど(苦笑)。 ――冒頭で演じられていた10代のむめさんも可愛らしくて好きでしたが、お嫁入りして数年間、我慢している感じがあったものの、そこから増永兄弟を支えているうちに強さを得ていきました。好きなのは、やはりその後半ですか? 北乃:そうです。最初にお話ししたような、私の理想とする“パートナー”とまでは、作品の時代背景的にもなりませんでしたが、でも一緒になってサポートしていく感じが、まさにそうでした。ただ家で待つだけ、見守るだけではないところが好きです。でも今回は三角関係っぽい話もあって、むめさんは、結婚前に出会っていた、弟の幸八さん(森崎ウィン)に惹かれていて、結婚後も引きずっているので、そこは私としては理解できない部分で難しかったですね。
次のページ
一度役に入ったら、撮影中は出たり入ったりできない
1
2
3
【公開情報】
おしょりん』は11月3日(金)角川シネマ有楽町ほかにて全国
(C) 「おしょりん」制作委員会

【チェキプレゼント】
北乃きいさんのサイン入りチェキを1名様にプレゼント
〆切:2023年11月7日
①「週刊SPA!・日刊SPA!」ツイッターアカウント(@weekly_SPA)をフォロー
②プレゼント告知の投稿をRT→応募完了
おすすめ記事