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上戸彩、出演作を選ぶにも家族会議「金八くらい没頭できる役ともまた出会いたい」

12歳のときに全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞して以来、さまざまなドラマや映画で活躍してきた上戸彩。′12年に結婚し、7歳と3歳になる2児の母として多忙な日々を過ごす彼女だが、近年、テレビなどで私たちに見せるその表情からは、公私ともに充実している様子がうかがえる。 最新出演作となる、池井戸潤原作・阿部サダヲ主演の映画『シャイロックの子供たち』が2月17日から全国公開。彼女はメガバンクで起きた現金紛失事件に巻き込まれる銀行員・北川愛理を演じている。
上戸彩

上戸彩

――大ヒットしたドラマ「半沢直樹」では銀行員の妻を演じていました。今回の『シャイロックの子供たち』では銀行員の役。池井戸作品の常連とも言えますね。 今回の作品も演者さんが個性的で、みなさんそれぞれ味の違う実力派俳優さんばかり。見応え十分、ありすぎるというか。みなさん池井戸作品となると気合が違いますね。あれだけ出演者がいるにもかかわらず、2時間のなかにそれぞれの人物のストーリーがちゃんとバランスよく描かれていて、物足りなさを感じません。 ――今回演じた愛理はどんな役どころですか? 群集劇ということもあり、目立たないようにすることは意識して演じました。みなさん個性が強いし、阿部さん自身もキャラクターのすごく強い方なので、そこに私が変にキャラクターをつくってしまうとガチャガチャしてしまいそうな気がしたので。あえて目立ちすぎないように、それでいて芯を持った女性を意識して演じました。愛理自身は白黒はっきりしていて、やってないことはやっていないとはっきり主張できるタイプなので、その強さはだせたかなって思います。 ――銀行員を演じた感想はいかがでしょう。 こんなに自分の預金って丸見えなんだなって(笑)。 ――作品では、お金をめぐる人間の業や欲がリアルに描かれていますが、上戸さんの金銭感覚は? これがまた私のいけないところだと思っているのですけど、自分の貯金にノータッチというか。もう37歳なので、そろそろ自分で管理しないと、と思ってはいます。 ――それはある意味、幸せなのでは? そうですね。物欲もないんですよ。もともと裕福な家ではなく、欲しいものがなかなか買えなかった生活が長かったから、いつの間にか欲がなくなったのかもしれないです。ただ「家が欲しい」という夢は小さい頃からあって、ポストに入ってる一軒家のチラシの間取りを見ながらベッドの絵を描いたり、「ここは自分の部屋」とか夢を膨らましたりしてました。 団地育ちだったので「一軒家に住みたい」っていう夢がすごくあって。そんなときに「美少女コンテスト」のチラシがポストに入っていて、賞金200万円で一軒家も建てられる、家具も全部買って貯金できる! って思ってこの世界に飛び込みました。間取りを見るのはいまだに好きですよ。いろいろなマンションのとか。 ――しかしながら、この作品を見て、改めてお金の怖さを感じました。 私もそう思います。でも私、お金に本当に興味がなくて……(笑)。そういう風に育てられた、っていうのもあると思います。「人とお金の話をしちゃダメだよ」とか、お給料に関しても「どんな金額であろうとも『ありがとうございます』って社長に頭を下げてきなさい」とか、母によく言われました。 ――最近の物価高についてはどう思いますか? 高いですよねー。ネットショッピングではできるだけ安いモノを探しますし、「セール」という言葉が好きなので(笑)、なるべくセール品を買うようにしたり。この前もずっと手をださなかったロボット掃除機に手をだしました。 ――ついに買いましたか。 掃除機を使って自分でゴミを吸いたい派で、AIを信じてなかったんですけど(笑)、初めて使ってみたら「なんでもっと早く使わなかったんだろう」って思いました(笑)。子どもが怖がっていたんですけど、やっとOKが出たので、子どもにスイッチを押してもらいました。
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マッサージは大切な一人の時間
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