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高橋愛(36)、アイドル初任給で買ったトレンチコートが「オシャレ」の原点

 SNSの台頭で人々の趣味や価値観が変化、“推し活”という言葉が大衆化するなど、現在は日本のアイドルシーンの多様化がより一層進んでいる。そんなアイドルブームの先駆け的存在として、シーンを牽引してきたアイドルグループが「モーニング娘。」だ。
高橋愛

元「モーニング娘。」6代目リーダーであり、女優・モデルの高橋愛さん(36)

 昨年グループ結成25周年を迎え、今なおアイドル界の中心で注目を集めているが、2001年、中学3年生の頃に5期メンバーとして加入し、2007年からリーダーを務めていたのが高橋愛さん(36)。  2011年にグループ卒業を表明するまで10年間在籍し、一時代の「モーニング娘。」を支えた人物として知られている。グループ卒業後は、女優としてミュージカルや舞台、ドラマに出演するほか、ファッションモデルとして多数のファッション誌で活躍するなど、マルチな活動を行ってきた。
高橋愛さんと佐賀県知事の山口祥義さん

「いちごさんどう2023発表会」に出席した高橋愛さんと佐賀県知事の山口祥義さん

 去る2023年1月15日には、佐賀県のブランドいちご「いちごさん」のメディア向けイベント「いちごさんどう2023発表会」にゲストとして出席。  高橋さんが愛してやまないファッションのことや、SNSとの向き合い方について本人へ話を聞いた。

幼い頃から育まれたファッションへの情熱

 高橋さんは、2007年から「モーニング娘。」の6代目リーダーに就任し、卒業するまでの4年間は同グループのまとめ役として活動していた。  ファンの間では“伝説”として、今でも語り継がれている「プラチナ期」を、リーダーの立場から牽引し、アイドル戦国時代とまで言われた時期においても「モーニング娘。」の存在を知らしめることに貢献してきた。  グループ卒業後は女優業の傍ら、「モーニング娘。」時代から注目されていたファッションセンスが買われ、ファッション誌に登場するモデルとしても活動するようになる。  原宿発のファッションを紹介する青文字系雑誌を中心に、ストリートからカジュアル、ガーリーまで、ジャンル問わずさまざまなファッションコーデを披露し、ファッショニスタとして多くの女性から支持されるようになった。

お小遣いの使い道は洋服かプリクラの二択だった

「モーニング娘。に入る前から、ファッションが大好きだった」と語る高橋さんは、当時をこう振り返る。 「親からもらうお小遣いの使い道は、洋服を買うかプリクラを撮るかの二択でしたね。もう使い果たしてもいいくらい、ファッションにお金を使っていました。今でも覚えている洋服は、当時住んでいた福井県の実家の近くにあるショッピングモールで、セールになっていた500円のワンピースです。それがとても可愛くて、何度も着回すくらいヘビロテのアイテムでした。  また、当時流行っていたエクステ(つけ毛)をつけてみたり、母親のメイク道具をこっそり借りたりと、自分なりのおしゃれを楽しんでいました。本当に今振り返っても懐かしく感じます」
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アイドル初任給で買った思い出の洋服
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