エンタメ

石塚英彦60歳がインスタに全力投球するワケ「グルメの写真だと笑えない」

悩むこともあったがやはり笑いを

石塚英彦――毎日の投稿を1年半以上続けていらっしゃいます。大変でやめようと思うことはないんですか? 石塚:楽しくやってますから、やめようとは思いません。でも、一度だけ悩んだことはあります。 ――どんな時ですか? 石塚:仕事が遅くなって、画用紙に絵を描いたり顔を塗るのは無理だなという日があったんです。その時に、バイクのヘルメットをかぶっただけの写真を投稿しました。それが、どんなに苦労をした作品より「いいね」がついちゃったんです。ただ、普通に石塚としてヘルメットをかぶっただけなのに(笑)。その時は、自分の投稿を振り返って「他の人こんなことやってないよな」って、自分の中で小さい会議を開きましたよね(笑)。 ――それでも、他の人のインスタにあるような日常風景の投稿にはしなかったんですね。 石塚:やっぱり、笑いに関わることを発信していきたいんですよ。それに、食というものはテレビなどでレポートして初めて面白くなりますよね。冷やし中華の写真だけ見て笑ってる人いないじゃないですか(笑)。 ――大変でも、笑いになるものを続けたいという思いなんですね。 石塚:そうですね。ある時、小さな目のキャラをやった時に、目にセロテープを貼ったんですが、それがなんだか自分で面白くて、関係ないないキャラの時も貼ったりしています(笑)。 ――似せるより笑いを優先(笑)。 石塚:これも肌に悪いので、目の周りがガビガビになっちゃって、テレ東の女性アナウンサーの方が心配してくれたのか、パックをいただいたこともあります(笑)。

独特すぎるインスタ、この先は?

――先々の野望などありますか? 石塚:もう還暦ですが、自分の手がセロテープをカットできるうちは続けていきたいですね。コメントで「毎日暗い気持ちで過ごしていたんですが、石ちゃんのインスタを見て明るい気持ちになれました」という内容のものも結構くるんですよ。これが嬉しいので続けていきたいです。リクエストないですか?やりますよ。 ――いいんですか!?私、仏像が好きなので、何か仏像をお願いできますか? 石塚:鎌倉の大仏なんてどうですか?今日帰ったらすぐにやります!楽しみにしておいてくださいね!

取材後に投稿した「鎌倉の大仏」石塚英彦(@ishichan_0206)Instagramより

 世間のイメージとは全く違う表現ながら、石塚さん自身が充実していることが伝わってきた。お話を聞いた上で、投稿作品の細部を見てみると、イラストが本当に上手くこだわりが詰まっていることが感じられる。今後も「もう一つの石ちゃんの顔」に注目だ。<取材・文/Mr.tsubaking 撮影/渡辺秀之>
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
1
2
3
おすすめ記事
ハッシュタグ