会社の昼休み、コンビニ弁当ばかりの後輩を見かねて「今度、お弁当作ってきてあげる」と声をかける芹澤優。魚もさばける料理の腕前を持つ彼女が、どんなお弁当を作ってくれるのか。 「ちょうど昨日作ったナスの肉詰めとトマトのピクルスがおいしかったので、入れてみようかな。あとはベタに卵焼きと、大好きな栗ご飯。彩りを考えて、下にレタスを敷いたら、けっこういい感じじゃない？」 　素敵なお弁当を作ってくれる、なんとも優しい先輩だが、実は後輩とのコミュニケーションは苦手だとか。 「昔は年下でもライバルだって意識が強かったから圧があったのか、後輩から『昔の優さん、怖かったです』って言われたことがあって。今はそんなことないはずだけど、怖がられたらどうしようと思って、年下にはなかなか話しかけられないんです。落ち込む姿を見ても『芹澤さんに話す内容じゃない』って困るかもしれないし、ご飯に誘っても本心は『帰りたいな』って思ってるかも……」 　そんな過去を克服するべく、落ち込む後輩がいたら、どんなふうに励ますのかを考えてもらった。 「チョコパイが大好きで、オフィスで働く仕事だったら常備すると思います。いつも仕事を終わらせたら食べようって決めて、頑張るんですよ。落ち込む後輩がいたら、チョコパイを分けてあげたいです。心を開いてもらえたら、次はランチにファミレスに誘ってみたいです。安かったら気を使わなくて済むと思うから」 　周囲との距離感が難しい時代なだけに、似たような悩みを持つ人も多いのでは？

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【芹澤 優】Yu Serizawa ’94年、東京都生まれ。ソロアーティストとしても活躍。子供の頃に好きだったおかずは「冷凍シュウマイです。だいたいのものは自分で作ったほうがおいしいけど、シュウマイだけは冷凍がおいしい！」 撮影／尾藤能暢　ヘアメイク／菅原利沙　スタイリング／津野真吾(impiger)　衣装協力／BRAND SELECT　取材・文／森ユースケ