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最高月収は300万円。おばたのお兄さんがコロナ下でも稼ぎ続ける理由

―[働き方革命]―
新型コロナウイルスが全世界を覆い尽くしてから半年以上がたち、働き方は大きく変わった。リモートワークが普及した一方で、働き方を自分の裁量に任されるようになった部分も大きく、職場は依然として大混乱をきたしている。私たちは今、どう働くべきか? 今大人気の芸人・おばたのお兄さんに取材した。

トライ&エラーで自分が輝ける場所を自分で見つけるべし!

おばたのお兄さん

おばたのお兄さん

「芸人はテレビに出てナンボ」という既成概念をぶち破り、コロナ禍以降注目度を上げつつあるのが、おばたのお兄さん氏だ。現在、インスタフォロワー80万人を突破し、SNS芸人としての地位を確立。そんな同氏に、芸人としての「新しい働き方」を聞いた。 「4月の緊急事態宣言の際、『家の中で、できることをやろう』と考えて、家の中のモノだけを使って、ジブリの名シーンを再現するシリーズなど、さまざまなモノマネを発信しました。自粛というネガティブ要素をポジティブに変える。そんな切り口が共感を呼んだようで、自粛期間中にフォロワーが30万人も増えたんです」  SNSで発信する芸人も多いなか、おばた氏が突出していたのは、度重なる試行錯誤と分析力だ。 「『100万回以上再生される動画には、どんな共通点があるのか?』などを検証した結果、動画の尺が20秒前後と短いほうが最後まで見てもらえるし、バズりやすいと気がつきました。  ほかにも、Twitterやインスタグラムなどアプリのユーザー属性に合わせてネタを振り分けたり。とにかく『やってもいないことを憶測で語りたくない』というのが僕の性分で、実際にやってみると失敗しても『じゃあ、どうしようか』と次の行動に繋がるんです」

最高月収は300万円にも到達

 フォロワー増加に伴い、SNSの広告収入もアップ。さらに、「SNSで話題の芸人」というフックでテレビのオファーも増え、最高月収は300万円にも到達した。 「以前は僕がSNSをやっていると、芸人仲間から『ネタが腐るよ』『軽く見られるよ』と言われることが多かったんです。でも、今はまったく言われませんね。それどころかSNS運営に関する相談が日々舞い込みます(笑)」
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フォロワーを増やすとテレビに呼ばれる
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コロナ氷河期

終わりなき凍りついた世界を生き抜くために
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