SF映画おすすめ作品10選。未来や宇宙の物語を描いた必見の作品を紹介!

SF映画おすすめ メインビジュアル

宇宙開発や科学が発展した現代。映像技術の進化により、SF映画が描く物語は宇宙から異世界、近未来や遥か未来などを表現し、現実世界では味わえない興奮・感動を体験させてくれます。本記事では近年のSF映画から、未知の世界を体験させてくれる過去の名作含め、必見の10作品を紹介します。

1.『チャッピー 』

南アフリカを舞台に、天才科学者が生み出したロボット・チャッピーと人間たちの交流を描きます。
人間のように心が成長するAIを開発したディオン(デーヴ・パテール)は、勤務先の採用を得られなかったことに納得できず、開発データと廃棄予定のロボットを無断で持ち出してしまいます。その道中、ギャングたちに奪われたロボットはチャッピーと命名され、彼らとの暮らしから人間の心やスラムで生き抜くスキルを学んでいきます。
赤ん坊のように純粋なチャッピーが、ギャングの教育によりワイルドに変貌する様子がブラックな笑いを生み出す本作。物語の根底には「進化したAIと人間が理解しあえるか」というシリアスなテーマがあり、近い将来このようなことが起こり得るかもというリアリティを感じさせます。ヒュー・ジャックマンがディオンの才能を妬むライバルのムーアを演じ、みごとな悪役ぶりを見せているのも見どころです。

2.『バトルシップ』

太陽系外に地球型の惑星が発見され、人類はコンタクトを開始。数年後に宇宙から突如、謎の物体が地球上に降下し、砕け散った破片が世界各地に甚大な被害をもたらします。物体は14カ国による軍事演習を実施中のハワイ沖にも現れ、次々と艦隊を撃沈。窮地に追い込まれた人類でしたが、アメリカ海軍のアレックス・ホッパー大尉(テイラー・キッチュ)と海上自衛隊のユウジ・ナガタ一等海佐(浅野忠信)が共同戦線を敷き、さまざまな戦術で宇宙人勢力に対抗。戦いは熾烈を極めていきます。
宇宙人の襲来からクライマックスまで迫力ある戦闘シーンが繰り広げられ、まばたき厳禁の迫力にあふれています。「ジョン・ポール・ジョーンズ」「サンプソン」などアメリカ海軍が誇る駆逐艦のほか、記念艦として保管されていた「ミズーリ」も登場。本作でハリウッド映画2作目の出演を果たした浅野忠信にもご注目。クールかつ情熱的な演技で観客を魅了します。

3.『メッセージ』

世界各国に謎の球体型の宇宙船が現れ、アメリカでは陸軍が調査を開始。「ヘプタポッド」と命名した地球外生命体と船内で意思疎通を図る中、彼らが独自の言語と文字を持つことを知り、言語学者であるルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)は、その解読に取り掛かります。少しずつヘプタポッドと対話できるようになったルイーズは、やがて彼らが伝えようとするメッセージの真相を知ることになります。
未知の存在との接触から生じる不安と恐怖、好奇心が繊細に描かれ、新しいタイプのSF映画として世界各国で高い評価を獲得しました。ヘプタポッドと戦争に突入するのでは? という緊張感をはらませながら哲学的ともいえる問いかけを提示することで、観客を物語へと引き込んでいきます。ルイーズと彼女を取り巻く人々が織りなすヒューマンドラマにも胸を打たれます。日本では宇宙船のデザインがスナック菓子の「ばかうけ」と似ていることから、コラボレーションしたポスターが公式で制作され、話題となりました。

4.『アバター』

資源開発会社RDAは、地球からはるか彼方にある惑星・パンドラの資源を採掘するため先住民族・ナヴィを模したアバターに地球人の意識を接続して交渉を図る計画を開始。アバター操縦者に選ばれた元海軍兵のジェイク・サリー(サム・ワーシントン)が、パンドラの人々と心を通わせる様子が描かれています。
ジェームス・キャメロンが『タイタニック』以来、12年ぶりに劇場用長編作として監督した本作。当時の最先端技術を用いた3D映像や、植民地支配など人類の残虐性を浮き彫りにしたメッセージ性の強いストーリーが話題を呼び、世界各国で大ヒットを記録しました。パンドラでジェイクと結ばれるネイティリにゾーイ・サルダナ、パンドラの海の民・メトカイナ族のロナル役にケイト・ウィンスレットなど、名だたる俳優の名演も見どころです。2022年には続編となる『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』が公開され、2031年公開予定の第5作まで続くシリーズとして製作が行われています。

5.『オール・ユー・ニード・イズ・キル』

近未来、宇宙からやってきた謎の侵略者“ギタイ”との戦いで人類が滅亡寸前に追い込まれる中、戦闘経験ゼロのウィリアム・ケイジ少佐(トム・クルーズ)は、戦地に投入され、わずか5分で戦死。しかし次の瞬間、出撃前日に戻って目覚めたケイジ少佐は、以後も“戦う・死ぬ・目覚める”を繰り返し、その能力を見抜いた女性兵士リタ・ヴラタスキ(エミリー・ブラント)に鍛えられ、徐々に能力を開花させます。幾度もの敗北を重ねた2人は、やがてギタイへの反撃の糸口を掴んでいきます。
桜坂洋のライトノベルを原作とする本作は、タイムリープによる斬新なストーリー展開の他、テレビゲームを思わせる戦闘描写や『ダークナイト』シリーズで有名なピエール・ボハナがデザインした機動スーツなど、SF・アクション映画ファンが熱くなる要素が満載されています。『ボーン・アイデンティティ』のダグ・リーマン監督によるハリウッド的エンタメ性と原作の持つ叙情性が融合した演出も見どころの1つです。

6.『ブレードランナー2049』

1982年の映画『ブレードランナー』の続編となります。物語の舞台は前作の30年後。未曾有の大停電により滅亡寸前にまで陥った世界が徐々に回復する中、旧型レプリカント(人造人間)の排除を任務とするブレードランナーのK(ライアン・ゴズリング)は、新世代レプリカントを開発するウォレス社の陰謀を知り、新たな世界の危機に立ち向かいます。
製作総指揮を前作の監督であるリドリー・スコットが担当。『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督の座につき、ディストピアな世界観がより強調されたビジュアルを作り出しています。作中では、冒頭からレプリカントであることが明示されているKが自らの出自を探る道程が軸となり、前作の主人公であるリック・デッカード(ハリソン・フォード)の登場で、物語は一気に加速します。YouTubeでは、前日譚となる短編3本が公開されており、本作の謎を知るヒントが描かれています。

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7.『ライフ』

国際宇宙ステーション(ISS)が無人の火星探査機を回収し、持ち帰られた土を解析したところ未知の微生物を発見。微生物は「カルビン」と名付けられ宇宙ステーションで保護されていましたが、実験の過程で暴走しクルーたちを襲います。危険性を判断したクルーたちは地球への侵入を防ぐためカルビンとの戦いを繰り広げますが、圧倒的な急成長ぶりになすすべなく窮地へと追い込まれていきます。
宇宙ステーションという閉鎖空間で未知の生物に襲われる恐怖を描く本作は、スウェーデン出身のダニエル・エスピノーサ監督が独自の演出法でスリリングな世界観を作り上げています。ジェイク・ギレンホールにライアン・レイノルズという現在の映画界で引っ張りだこな2人の共演に加え、真田広之も含めた豪華俳優陣によるスリリングな演技合戦が見どころ。ISSを完全再現したセットや生々しい動きでクルーたちを襲うカルビンの造形にも要注目です。

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8.『ドント・ルック・アップ』

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ミシガン州立大学の天文学教授であるランドール・ミンディ(レオナルド・ディカプリオ)と教え子である大学院生のケイト・ディビアスキー(ジェニファー・ローレンス)は、地球に衝突するおそれのある彗星を発見。テレビ出演などでその危機を伝えるも一笑に付されてしまいます。無関心を示していたジャニー・オーリアン大統領(メリル・ストリープ)は、この事態を支持率回復に利用できると悟り、核兵器を使った彗星の破壊を計画しますが、さまざまな思惑が交錯することで、対策はことごとく失敗してしまいます。
ディカプリオ演じる天文学者の右往左往する姿をコメディータッチで描く本作。目の前の恐怖から目をそらす人々、彗星への対策で利権を貪ろうとする企業、保身に全力を注ぐ大統領など、地球滅亡の危機を目の前にしても一枚岩になれない人類の姿が皮肉たっぷりに描かれます。ディカプリオも「予測される災害に対し、人々が適切に対処できるかを描いている」と、現代社会に対するメッセージを秘めた作品であることを語っています。

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9.『バード・ボックス』

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近未来のアメリカ、アーティストで妊娠中の身であるマロリー(サンドラ・ブロック)は、産婦人科を受診した帰り道、人々が次々と自ら命を断つという奇妙な現場に遭遇してしまいます。世界中が同様の混乱に陥る中、ある家に逃げ込んだマロリーは「目に見えない”何か”を視界に入れると正気を失い、自殺行動を起こす」という情報をつきとめます。この家に避難していた人々は”何か”を避けて生き延びる策を講じますが、やがて対立が起こり、殺し合いにまで発展。5年後、マロリーは自身の子どもと出産後”何か”に取り憑かれて亡くなった妊婦の子どもを育てながら、生存者と思しき人々のいるエリアへ向かうことを決意します。
配信初週で約4500万人が視聴し、映画史上に残る記録を達成した本作。”何か”にいつ取り憑かれるか分からない恐怖、人々の間に漂う緊張感が見る者を釘付けにします。2023年7月にはスピンオフ作品Netflixシリーズ『バード・ボックス:バルセロナ』の配信が始まっています。

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10.『アダム&アダム』

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2050年、空軍大尉のアダム・リード(ライアン・レイノルズ)は、あるミッションを遂行するためタイムワープ機能を持った戦闘機を盗み出し、すべての謎の出発点である2018年を目指して逃亡します。アクシデントから2022年に不時着すると、そこで少年時代の自分に遭遇。2人のアダムは協力しながら共に任務に当たっている妻のローラ・シェーン(ゾーイ・サルダナ)を探す旅に出ます。
SF映画ファンの心をくすぐるメカデザイン、ハードなアクションで魅せる戦闘シーンなど、エンタメ作品寄りの要素が多い一方、メインに描かれるのは家族の絆。2050年のアダムが、いじめられっ子だった2022年の少年アダムと少しずつ打ち解け、大人へと成長するためのアドバイスを送るシーンは心が温かくなります。アダムの父であるルイス・リード役のマーク・ラファロ、その妻であるエリー役のジェニファー・ガーナーなど、脇を固める俳優たちの演技も光っています。

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まとめ

Netflix作品を含む、おすすめのSF映画10選を紹介しました。まだ見ぬ未来や宇宙などを舞台にしたSF映画は、私たちの想像力を刺激し、空想世界への旅を楽しませてくれます。映像技術のさらなる発展により、どのような未来を見せてくれるのか、大いに期待が高まります。今回紹介した作品の多くはNetflixでも配信中! SF作品を楽しみたい方は、ぜひNetflixでご視聴ください。


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