台風6号は西日本で警戒。もう1つの台風の予測は?
気象予報士の千種ゆり子です。
台風6号は西日本を中心に10(木)まで警戒をして頂きたい状況が続きます。
その理由
①日本のモデルやアメリカのモデルの予測はやや西寄りに変わりつつあり、台風本体の強い雨雲が、九州の西側にギリギリかかるかといったところであるものの、台風の予測精度が高いECMWFの計算は、まだ台風本体の強い雨雲を九州西部にかけている
②台風が離れたところを通ろうとも、宮崎や鹿児島は東風が山にぶつかり続けて長時間雨が続く
③災害というのは”人の行動”が絡んで発生するものなので、油断というのも1つのトリガーになる
以上のような理由から、10(木)まで九州を中心に災害に警戒して頂きたいです。
台風から離れていても竜巻のおそれ
台風が接近している際は、台風からは離れた所で竜巻などの突風が起こる恐れもあります。上記画像でも、四国や紀伊半島などで黄色の強い雨雲が予想されてます。
雨雲レーダーを見ながら行動しつつ、黒い雲が近づいて来たり雷の音がした際には頑丈な建物の中に入るようにしてください。
次の台風は?
向かう先は、関東?東海?近畿?
実はまだ、コースは不確定です。
台風の予測精度トップを誇るヨーロッパの予報をみると、予報が割れています。
これを見ると、東へ逸れる可能性もありそうですが、
お盆の日本に何らかの影響を及ぼす可能性もあるため、今後の予想をこまめにご確認ください。
気象予報士 千種ゆり子
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