【新】企業にとって「社会倫理性」が不可欠な時代がやってきた

2017/8/17
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第99回は、早稲田大学ビジネススクール教授の平野正雄氏が登場する。
平野氏はマッキンゼーの日本支社長、カーライルの共同代表などを歴任し、現在はビジネススクールで教鞭を執るなど、さまざまな立場から経営の現場を見続けてきた。
今年7月に刊行した新著『経営の針路』では、新自由主義的な「20世紀型経済」の行き詰まりを指摘。グローバル、キャピタル、デジタルという3つの要素がもたらす環境変化について分析し、これからの企業が行くべき道を示した。
来るべき「21世紀型経済」に向けて、日本企業はいかに「20世紀型経済」の残滓を払拭し、より良い社会の実現に貢献すべきか。これからの企業が考えるべき「経営の極意」について聞いた。