富山県入善町で外国語指導助手(ALT)をしていた36歳のアメリカ人の男が、女の子にわいせつな行為をしたとして3度目の逮捕をされました。事件を防ぐことはできなかったのでしょうか。一方、男がくすぐっただけと「性的な意図はまったくなかった」と容疑を否認していることもわかりました。果たして事件の真相は…。

富山県入善町の広報誌にはこんな文章が…。

「日本とアメリカの架け橋になりたい」。

入善町で外国語指導助手(ALT=Assistant Language Teacher)として勤務していたアメリカ人のロバート・マイケル・スォージ容疑者(36)。

ことし2月、13歳未満の女の子の体を触るなどしたとして、強制わいせつの疑いで28日、3度目の逮捕をされました。

スォージ容疑者は、アメリカのミズーリ州セントルイス出身。小さいころに見た「ゴジラ」をきっかけに日本文化に興味を持ち、ミズーリ大学で日本語を学んだといいます。

スォージ容疑者(広報誌より):「小さいころに見たゴジラをきっかけに日本文化に興味を持ちました。絵を描くのが好きだったので、日本のアニメキャラクターなどもよく描きました」(入善町広報誌より)

大学在学中に東京への留学を経験。日本の文化に直接触れることで、日本とアメリカの双方の良さを広めたいと考えるようになったといいます。そして、2019年に外国語指導助手となり、入善町の複数の小学校や中学校で教えていました。教員の仕事は初めてで、「みんなと仲良くなりたい」と笑顔を見せていたといいますが…。

スォージ容疑者は今年2月16日に逮捕されました。その後、3月8日に2度目の逮捕。この2件について、強制わいせつの罪で起訴されました。2件とも事件あったのは2月8日、3月28日に3度目の逮捕をされますが、これも同じ日に起きた事件と思われます。女の子への性的な事件ということもあり、警察は事件の詳しい経緯を一切明らかにしていません。しかし、チューリップテレビの取材で、スォージ容疑者が容疑を否認していることがわかりました。

スォージ容疑者:「性的な意図はまったくなかった」