去年12月、広島市西区で起きた強盗事件で、警察は、東京・中野区の事件などに関わったとされる男2人を29日、強盗殺人未遂などの疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、宮城県仙台市の自営業・真栄城健 容疑者(31)と大阪市の職業不詳・西本佑聖 容疑者(23)です。

警察によりますと、2人は、ほかの数人と共謀し、去年12月、広島市西区にある時計などの販売買取専門店の店舗兼住宅に押し入り、住人の男性(50)を殴るなど親子3人にけがをさせ、現金およそ250万円と、腕時計などおよそ137点(2440万円相当)を奪った強盗殺人未遂などの疑いがもたれています。

男性は意識不明の重体です。

警察は捜査に支障があるとして、2人の認否を明らかにしていません。

2人は、東京・中野区の強盗傷害事件に関与したなどとしてすでに逮捕・起訴されていて、身柄を28日、東京から広島に移されていました。

この事件で警察は、実行犯を8人とみていて、先月、4人を強盗殺人未遂などの疑いで逮捕…。このうち3人が強盗傷害などの罪で起訴され、19歳の男は家庭裁判所から検察に送り返されています。