人手不足の解消や地域の交通手段拡充などを目指して、南城市では23日から自動運転バスの実証試験が始まっています。


今野成美リポーター
「こちらのバスには一般的に見られるハンドルやブレーキがありません。なんと自動運転で動くバスなんです」

この実証試験はNTT西日本と南城市がタッグを組み、観光地化が進む南城市の交通手段の拡充などを目的に行われるものです。

最大11人乗りの自動運転バスはあらかじめ決められた走行ルートを走り、バス本体に設置されたAIセンサーなどによって交通状況をリアルタイムで把握することができます。


今回の実証試験は機能の正確さを高めるため手動運転で行われますが、将来的には無人走行を目指します。

NTT西日本沖縄支店・古江健太郎支店長
「地域の交通手段の確保や観光客の二次交通をどうやって拡充していくかの課題があると聞いている。そういった問題の解消につなげて行けるように取り組みができればと思う」

バスの走行ルートは南城市の道の駅や知念岬公園を通る片道およそ800メートルで、1日最大7便の運行を予定しています。

自動運転バス実証試験は今月末まで実施されます。