7月30日は土用の丑の日です。高知市の寺では、健康を祈願して暑さを払う伝統行事が行われました。
高知市の妙國寺で行われたのは、土用の丑の日の伝統行事の一つ、「ほうろく灸」です。「ほうろく」とは素焼きの皿のことで、もぐさをのせた「ほうろく」を頭にかざしてお灸を据えます。江戸時代、炎天下で暑さに負けた武将が、兜の上からお灸を据えたところ、全快したのが始まりとされています。また、頭の中にいる鬼をお灸の熱で退治するおまじないとも言われていることから、暑気払いや頭痛除けとして親しまれています。


初めて参加した人は「むちゃくちゃ熱かったので汗だくになってしまいましたけど、いま、ものすごくすっきりしてます。いい汗かいて、この夏、元気に乗り切れそうです。」と笑顔。


みな、体の中から汗を出し、清々しい表情を見せていました。