芸能ジャーナリスト中西氏「”キリトリ記事”への憤り」を指摘

―――どうして裁判にこだわるのでしょうか。8日の吉本興業の発表では「さまざまな記事と対峙して裁判に注力したい」ということですが、中西さんによりますと“キリトリ記事”に憤ってるのではないかということです。

(中西正男さん)今回だけじゃなく何年も前から、松本さんが出ている番組とかで、僕が取材する限り、大した取材もせんとその場のことだけでぱっと記事を上げることに非常に憤りを感じているのは前々からあった。だから今回のことも、休まなくていいのかもしれないですが、松本人志さんという人が休む、完全に表から出なくなる、そこまでして裁判に注力するぐらい、松本さん及び吉本興業からしたらキリトリ記事や芸人さんの尊厳を貶める記事はひどいもんやねんでと、言外のアピールという意味合いも、取材する中ですごく感じます。

 だから今回の裁判は、文春以外にも文春に乗っかっていろんな記事を書いてるところも複数訴えると思われますから、どこも和解とかじゃなくて、とことんやり合って最後の最後まで結論出すところまでやると思います。じゃないと、わざわざ休んでやる意味がないと考えるのではないか。影響が出ることは100わかった上で、それも込みで…というところはあると思います。(2024年1月9日放送 MBSテレビ「よんチャンTV」より)


◎南和行:弁護士 LGBT問題や企業のリスクマネジメントなど一般民事のほか幅広く扱う
◎中西正男:芸能ジャーナリスト 2012年までスポーツ紙で芸能担当記者 現在はラジオ・テレビで活躍