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【神戸市】閉鎖後の「ガリバートンネル」を見に行ってみた

Best Kobe大人の知的好奇心に刺さるWebメディア(神戸市)

JR 三ノ 宮新駅ビル開発に伴い2023年11月6日を最後に閉鎖された戦前につくられた地下道の入り口、通称「ガリバートンネル」。閉鎖後の様子を見に行ってみました。

案内図から消え、歩道橋も通行止め

地下道案内図からは「A14」の文字は消されていた。
地下道案内図からは「A14」の文字は消されていた。

まず三宮の地下道の案内図を見たところ、「ガリバートンネル」の正式名称である「A14出入り口」の文字がテープで覆われて消されているのを確認しました。

歩道橋は通行止めに。
歩道橋は通行止めに。

地上に出て「ガリバートンネル」につながる歩道橋に行ってみると、柵が設けられており「ガリバートンネル」につながる階段にはすでに立ち入ることはできませんでした。

扉が閉められた閉鎖後の「ガリバートンネル」。
扉が閉められた閉鎖後の「ガリバートンネル」。

通行できる歩道橋を降りる途中に「ガリバートンネル」を眺めることはできました。すでに閉鎖されているので扉は閉められひっそりとたたずんでいるかのようにもみえる「ガリバートンネル」。

地下道からは階段をふさがれた状態。
地下道からは階段をふさがれた状態。

地下道に降りて「ガリバートンネル」の通行口に行ってみると閉鎖を知らせる「お知らせ」と通行止めの三角コーンが置かれている状態でした。まだ工事は始まっていないので内部の様子はうかがうことはできました。
「ガリバートンネル」のような90年を超える建造物が消え去る瞬間を目の当たりにすると、後世にも役立つ建物については、わたしたちは「残す努力」もしないといけないのではないかと感じます。

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神戸大好きの皆さん、こんにちは!Best Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターです。また歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをわかりやすく伝えるように心掛けています。 さらに、サブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届けします。Best Kobeを通じて魅力的な神戸を楽しんでもらえたら嬉しいです。

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