【トヨタの近未来EV戦略】トヨタが電気自動車攻勢を開始 2026年までに少なくとも6台の電気自動車を投入
トヨタが電気自動車攻勢を開始。遅くとも2026年までに、合計6台のオール電化モデルが登場する。その姿はすでに見えている。
「2023年末、私たちはエネルギーとモビリティの転換期の真っただ中にいる」。トヨタのことだ(トヨタヨーロッパのCOO、マット ハリソンはこのインタビューでその理由を明らかにしている)。
この状況は急速に変わりつつある。トヨタは、2026年までに欧州市場に6台のBEV(バッテリー電気自動車の略)を投入することを約束しており、そのうちのいくつかは現在、新しいコンセプトカーで予告されている。
トヨタ アーバンSUVコンセプトが小型電気SUVの片鱗を見せる
いわゆる「アーバンSUV」コンセプトは、おそらく多くの人にとって最も新しく、最もエキサイティングなものだろう。トヨタがブリュッセルで開催したイベント「Kenshiki Forum(ケンシキフォーラム)2023」で初公開された。Bセグメントの小型シティSUVで、サイズ的には現行の「ヤリス クロス」とほぼ同等のモデルだ。
このコンセプトカーの発表は、特にエキサイティングなものだ。というのも、日本では早ければ2024年に、このハイライド電動シティランナバウトのシリーズ化が約束されているからだ。同時に、「アーバンSUVコンセプト」は、現在大人気のコンパクトSUVセグメントをターゲットにしているからだ。
ここで見るコンセプトカーは、後のシリーズのデザインについてすでに多くのことを明らかにしているはずだ。高い着座位置、全長4.30メートル、全幅1.82メートルのコンパクトなサイズ、そして印象的なラインという、日本では実績のあるレシピに沿っている。 しかし、ここではエクステリアデザイン以上のことは明らかにされていない。駆動方式については、2つのバッテリーオプションと前輪駆動と全輪駆動の選択があること、これだけだ。トヨタは価格情報も明らかにしていない。しかし、現行の「ヤリス クロス」の最低価格が25,340ユーロ(約405万円)であることを考えるならば、バッテリーEVモデルはバッテリーのコストだけで、おそらくそれ以上の価格になるだろう。3万ユーロ(約480万円)を下回ることはおそらくないだろう。