ヘンリー王子＆メーガン妃

2024年2月28日、ヘンリー王子は自身のイギリス滞在中の警護をめぐって争っていた裁判でついに敗訴した。英高等法院は、「すでに王室を離脱し公務から退いたヘンリー王子の警護を格下げするとした政府の決定に違法性はない」との判断を下した。（王子側はこれを受け、控訴する意向を示している） 【写真】メーガン妃とダイアナ妃はよく似ている？そっくり双子コーデ22 51ページにわたる判決文には、ヘンリー王子とメーガン妃が2023年5月にニューヨークを訪問した際、パパラッチによる危険な追跡を受けていた件に関する詳細や、夫妻がカリフォルニアに移住して以降の渡英についての詳細も記され、その中には、エリザベス女王崩御を受け、当初の想定よりも長い滞在になった2022年9月の旅についての記載もあった。 それによると、ヘンリー王子夫妻はもともと2人の子ども、アーチー＆リリベットを連れてイギリスへ来ることを望んでいたが、王族・要人警備執行委員会（RA VEC/王室、ロンドン警視庁、内務省間のセキュリティを調整）の決定によってそれが叶わなかった、とのことだった。

2022年6月、ウィンザー城で過ごすヘンリー王子一家。

また、第24ページには次のように書かれている。 「内務省は2022年8月3日、原告と彼の妻と子供たちが9月2日～11日にイギリスを訪問するとの通知を受けた。そのため2022年8月10日、RA VECが集まり、どのような警備が手配されるべきか話し合い、決定した。警護の要請は王室を通じて出されたことから、その決定の概要を書いた手紙をエリザベス女王の秘書官に向けて送った」。 しかしその主張に対し、ヘンリー王子とメーガン妃のチームは「9月の訪問に関して提案されたそれらの警備体制は明らかに不十分だったと反論を書いた」という。 つまり、元々は子どもたちを連れて家族4人揃っての渡英を望んでいたが、そうするにはあまりにもイギリス側の警備が不十分だったため、結局は夫妻だけで渡英せざるを得なかった、ということのようだ。ヘンリー王子が警護の見直しを求めた元々の裁判で、彼のスポークスパーソンは「サセックス公爵夫妻は私費で家族の民間警備を雇っているが、それではイギリス滞在中に必要な警察警護と同じレベルの警備を行うことはできない。そのような保護がない状態では、ヘンリー王子と家族は母国に戻ることができない」と述べていた。 カリフォルニアに移住以降、ヘンリー王子とメーガン妃が子供たちをイギリスへ連れてきたのは一度だけ。2022年6月のエリザベス女王在位70周年記念プラチナ・ジュビリーの時のみだった。滞在中に長女のリリベットはウィンザーのフロッグモア・コテージで1歳の誕生日をお祝い。しかし、この旅について判決文で言及されることはなかった。