沢尻エリカ 主演舞台“即完売”で女優復帰も“書面コメント”のなぜ
復帰モデルはピエール瀧か?
薬物逮捕での有罪判決から4年、沢尻エリカ(37)がついに復活した。10日から主演を務める舞台「欲望という名の電車」(東京・新国立劇場)が開幕。昨年12月17日にチケットが一般発売されると、開始と同時に、東京全12公演、大阪全6公演のチケットが即ソールドアウトとなって大きな話題を呼んだ。 【写真】若き日のエリカ様…肩出しドレスの全身ショット、シースルードレス姿、ニャンニャンポーズも
「舞台が上演される新国立劇場 中劇場の収容人数は1030席。4年のブランクがありながらもこのキャパを一瞬で埋めたエリカ様は、改めて“客を呼べる女優”であることを示しました」(演劇関係者) 今作で沢尻が演じるのは、上流階級出身で、精神が壊れていく未亡人ブランチ役。過去に杉村春子や大竹しのぶ、高畑淳子らの名女優が演じてきた難役だ。強烈な個性でその存在感を見せつけた沢尻だが、それでも“本格復帰”への道のりは険しい。 「開幕に先立ち、9日にマスコミ向けにゲネプロが行われたのですが、期待されていた沢尻さんの囲み会見などは行われませんでした。本人は書面でコメントしたのみです。取材対応すると、4年前の薬物事件に話が及ぶ可能性が大きい 。宣伝によるプラスとマイナス面の双方を考慮した上で、“会見はしない”との判断になったようです」(スポーツ紙記者) 薬物事件の“後遺症”から完全に立ち直ることの難しさは、ピエール瀧(56)や酒井法子(53)を見ても分かる。 瀧は沢尻と同じく麻薬取締法違反の疑いで19年3月に逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。昨年、Netflixオリジナルドラマ「サンクチュアリ -聖域-」で相撲部屋の親方役、映画「福田村事件」で地元紙の編集長役を好演。今後も映画や配信ドラマの出演が複数控えているが、地上波復帰は実現していない。
酒井法子は地上波復帰に11年
一方の酒井も、覚醒剤使用の疑いで09年8月に逮捕され、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を受けた。それから、地道な活動を続け、19年に「THEカラオケ★バトル」(テレビ東京系)で地上波復帰するまでに11年もかかった。その後も完全復帰とはいかず、ラジオや舞台の活動をメインにしている。 「それこそ酒井が09年夏に見せた“逃亡劇”あたりから、薬物事件に対する芸能界のコンプライアンスが厳しくなりました。特にスポンサーへの配慮が求められる地上波テレビ出演は非常に難しい。沢尻も当面の間、舞台を活動の中心に据えるとみられています。もう一度くらい主演舞台に挑戦し、改めて『エリカ様は客を呼べる』と分かれば、映画や配信ドラマのオファーが舞い込んで来るでしょう。ピエール瀧の復帰パターンに近いと言えます」(前出のスポーツ紙記者) 今回の舞台では、別の意味で、ある共演者に注目が集まっている。沢尻が演じる未亡人ブランチの妹の夫役で出演している伊藤英明(48)だ。漫画「海猿」の原作者である佐藤秀峰氏との“やりとり”がSNS上で「カオス」と反響を呼んでいる。 「沢尻と伊藤は初共演。ゲネプロでは、一緒にステージに登場し、大きな拍手を受けていました。舞台が開幕したのは2月10日。佐藤氏が自身のnoteで『嫌なヤツだと思いました』と明かしたのが2月2日で、そこから佐藤氏と伊藤との間で“やりとり”が始まっています。偶然のタイミングとはいえ、舞台よりも注目が集まる形となってしまいました」(同) 客を呼んで、話題も集める沢尻。表舞台で自身を語る日はいつになるのか。
デイリー新潮編集部
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