シャビよりもバルセロナの監督に合っている? ジローナで快進撃起こすミチェルの評価「バルセロナの監督にぴったりだと」
ジローナの攻撃的サッカーに高評価
2021年11月よりバルセロナの指揮官に就任したシャビ・エルナンデスの手腕をどう評価すべきだろうか。 昨季は安定した守備をベースにリーグ制覇を成し遂げており、一定の結果は出ている。ただ、サポーターから抜群の評価を得ているかといえば微妙なところだ。 現役時代のシャビは中盤から攻撃を組み立てるバルセロナの頭脳であり、ジョゼップ・グアルディオラが築いた黄金チームの中心だった。サポーターの中には、グアルディオラ流に近いフットボールを展開してくれるのではと期待していた人もいるだろう。 しかし、現在のバルセロナに関しては攻守両面で選手の個人能力に依存しがちといった見方もある。今季はリーグ戦でも3位とやや遅れており、評価は怪しいものとなってきている。 そんな中、スペインサッカーを専門とするギジェム・バラゲ記者は現在ジローナで快進撃を見せる48歳の指揮官ミチェルの方がバルセロナに合っているのではないかと主張し、シャビの後任候補としてプッシュしている。 「ミチェルがサッカー界に革命を起こす先見の明ある人物とまでは言わないが、ペップ・グアルディオラに少し似ているところはある。48歳のミチェルは自分が何を望み、それをピッチ上でどのように表現するのか明確なアイディアを持っており、それに合わせて選手を成長させ、試合中にチームの戦術を変える能力も備えている。将来的にシャビの任期が終われば、バルセロナの監督の座にぴったりだと私は見ている」『BBC』より)。 ここまでジローナは首位レアル・マドリードに並ぶ勝ち点48を稼いで2位につけており、得点数はリーグ最多となる46ゴールを挙げている。これだけの破壊力ある攻撃陣を構築しているのは見事で、ジローナのフットボールをバルセロナで見せてほしいと考えるサポーターも少なくないか。
構成/ザ・ワールド編集部