日経平均株価の2024年12月末までの値動きを予測!強気派が年内に「4万6000円台」到達を予測する一方、弱気派は暴落に警戒して安値を「3万3000円」と予測!
【日本株】日経平均株価の2024年12月末までの値動きをアナリスト4人が予測! ●アナリスト4人の「日経平均株価」予測は“四者四様”の結果に! 高値4万6000円という予測もあれば、4月以降の暴落に警戒との見方も! 34年もの歳月を経て、2024年2月22日に日経平均株価が史上最高値を更新。その後、4万円という夢の大台にも乗せた! こうなってくると気になるのは、今後の値動きの行方だ。そこで、SBI証券の鈴木英之さん、auカブコム証券の河合達憲さん、松井証券の窪田朋一郎さん、楽天証券経済研究所の土信田雅之さんに「2024年3月21日~2024年12月末までの日経平均株価の値動き」を予測してもらった。その結果が以下だ。 ご覧のように、4人の予測はバラバラで、強気派と弱気派の差は大きい。もっとも強気な予測をしたSBI証券の鈴木英之さんは「日経平均採用銘柄の市場予想を集計すると、1年後に10%増益となっても不思議はない」と説く。そして、その水準のEPS(1株利益)に18倍のPERを当てはめ、4万6000円台の高値を想定する。 楽天証券の土信田雅之さんは「過去の大相場は『上昇・一服・上昇』というパターンを描いてきた」としたうえで、今後をこう予測する。「2023年に始まった上昇相場は、約半年間の一服を経て2回目の上昇に位置しており、今後は時間をかけて天井を形成していくでしょう」(土信田さん) また、ちまたでは「バブル期の上昇とは違う」説が目立つ。バブル末期の日経平均株価はPERが60倍に達していたが、現在は16倍前後なのが根拠だ。しかし、auカブコム証券の河合達憲さんはその説に懐疑的だ。 「史上最高値更新の牽引役は半導体関連株。それらのPERは50~80倍超と過熱感があります。『今回は違う』ではなく『今回も同じ』で、暴落が起こる可能性を警戒すべきでしょう」(河井さん) 半導体関連株の上昇のきっかけとなったのは、生成AIブームだ。業績を伴っていない銘柄がある点に危うさが漂うのは事実。一方で、松井証券の窪田朋一郎さんは別の指摘をする。 「日経平均株価は、東京エレクトロン(8035)やソフトバンクグループ(9984)といったAIブームの恩恵を受ける銘柄の構成比が高いため、上値を試す展開が続く可能性もあります」(窪田さん) 今年は国内外で大きなイベントも相次ぐので、相場の転換点を見逃さないように注意しておくべきだろう。
ザイ編集部
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